毎年恒例となったチャリティ・イベント、グローバル・シチズンが今年もNYセントラルパークで約6万人を集めて開催されたので行って来た。
今年のヘッドライナーは、なんとクイーン+アダム・ランバート! また、ファレル・ウィリアムス、アリシア・キーズ、NCT 127、キャロル・キング、H.E.R.、ワンリパブリック、フレンチ・モンタナなど豪華
メンツが出演。
イベントは6時間半にわたって行われたが、その模様が今なら全編観れる。通常、映像全編は2、3日で消えてしまうのでお早めに。
映像はこちら。
https://youtu.be/81LliO0EYeU
5:27:00〜:クイーン+アダム・ランバート
なんとラミ・マレックの紹介で登場。クイーンの音楽は「真の自分らしくあれという決意と強さを与えてくれる。リアルであれるし、自分自身を名誉に思える」と語り、「史上最高のロック・バンドのひとつ」、「フレディが言っていたように、『準備はできてる? ロックンロールする準備は?』」と言ってバンドを紹介している。
クイーン+アダム・ランバートのセットリストは以下の通り。
1. Now I'm Here
2. Don't Stop Me Now
3. Somebody to Love
4. Another One Bites the Dust
5. I Want It All
6. Love of My Life
7. Crazy Little Thing Called Love
8. Under Pressure
9. Who Wants to Live Forever
10. Radio Ga Ga
11. Bohemian Rhapsody
Encore
Ay-Oh
12. We Will Rock You
13. We Are The Champion
小さい子供もいる家族が、全員でクイーンのTシャツを着て1日中待っている姿を見かけるなど、この日のセントラルパークが一番盛り上がった瞬間だった。しかし空気が変わるほど盛り上がったのは、フレディ・マーキュリーの映像と共演する場面だった。
“Bohemian Rhapsody"の演奏が始まると大歓声が沸き起こり、この曲の人気の高さがうかがえた。これはチャリティ・イベントなので、ブライアン・メイが「世界を変えるんだ!」と叫んでいたのも印象的。“Who Wants to Live Forever"ではアダムのボーカルの美しさが際立っていた。
4:37:00〜:ファレル・ウィリアムス
地元バージニア州のコーラス隊と出演。“Happy"などフェスのテーマにもぴったりの曲を演奏。
4:36:00〜:メタリカのラーズ・ウルリッヒ登場
ジェイムズ・ヘットフィールドがリハビリに入りツアー中止のアナウンスがされたばかりだが、来年メタリカがグローバル・シチズンに出演すると発表。来年は、世界5都市で行なわれる予定で、ビリー・アイリッシュなど超豪華メンツの出演がすでに発表されている。
https://variety.com/2019/music/news/billie-eilish-lizzo-coldplay-2020-global-citizen-festival-1203351057/
3:45:00〜:アリシア・キーズ
個人的にこの日最も素晴らしかったライブのひとつ。さすが地元だけに歓声も人一倍だった。のっけからこの日ヘッドラインのクイーン“We Will Rock You”を少し演奏したのも粋だったし、新曲の“Show Me Love”もパフォーマンス。
続いて、H.E.R.との共演でエアロスミス“Dream On”をパフォーマンスした瞬間は、この日のハイライトとも言いたいくらい。
さらに、ビリー・ジョエル“New York State Of Mind”から自身(& JAY-Z)の“Empire State of Mind”を演奏し、それもまた素晴らしかった。
「私達は、みんなで団結することで素晴らしい力を発揮する。みんなで一緒に鳴らすから美しいサウンドになる」と語り、エンターテイニングかつ人に力を与えるようなパフォーマンスを披露した。
アリシア・キーズ セットリスト
1. Girl on Fire
2. Try Sleeping With A Broken Heart
3. Show Me Love
4. Dream On
5. If I Ain't Got You
6. New York State Of Mind
7. Empire State of Mind
8. No One
3:28:00〜:NCT 127
ファンの歓声が尋常ではなかった。完全に彼らだけが目当ての若いファンが大量にいて、終わったら完全燃焼、という感じで帰って行ったのが微笑ましかった。
ステージ前のエリアから人が半分くらいはいなくなっていた。彼らのパフォーマンスは、どんなに遠くから観ていても明らかにわかるダンスの素晴らしさと、アメリカのシーンでも通用するどころか、前進させているとすら言える曲の良さが際立っていた。
3:04:00〜:H.E.R.
この日最高だったパフォーマンスのひとつ。ギターに、ボーカルにソウルフルなパフォーマンスにと心奪われた。
2:25 00〜:キャロル・キング
1973年以来のセントラルパークでのパフォーマンス! 地元ブルックリン出身の彼女は、この日声が万全だったとは言えないが、しかしそれを超える感動をもたらしてくれた。途中ケリー・クラークソンとも共演。地球温暖化対策も訴えた。
1:56:00〜:ワンリパブリック
自らの曲のみならず、多くのアーティストにヒット曲を提供している彼ら。この日は、ビヨンセの代表曲ともいえる“Halo”を彼女にあげて良かったと述べて熱唱していた。
ちなみに、彼らはこの日のレッドカーペットで爆弾発言をしている。なんと彼らの新作でビヨンセ!とアデル!!が共演していると言うのだ。さらにクリス・マーティンも共演と。楽しみに待ちたい。
1:16:00〜:フレンチ・モンタナ
長丁場のライブを軽快に幕開けしてくれた。
グローバル・シチズンは、2030年までに世界の極貧をなくすことを大きな目標として開始されたが、その他教育、女性の平等な権利、地球温暖化などの問題にも取り組んでいる。
https://www.globalcitizen.org/en/content/impact-report-2019/?utm_source=Iterable&utm_medium=email&utm_campaign=US_Sep_29_2019_festival_2019_impact