自身がかつて雇っていた弁護士から名誉毀損の訴えを起こされているコートニー・ラヴだが、1月24日に行われた法廷で陪審員たちはコートニーに責任はないとする決定を下したという。
今回の訴えを起こしているのはコートニーの元法的代理人のロンダ・ホームズで、もともとホームズはコートニーの依頼を受けてカート・コバーンの遺産管財に不正が行われていないか調べていた。しかし、2010年6月にコートニーはホームズのことを突然「買収された」「丸め込まれた」などと一方的にツイッターで攻撃し始め、ホームズはそれ以後コートニーから受けた誹謗中傷を名誉毀損として訴えていた。
それに対しコートニーはホームズを中傷するツイートが一般に向けたものではなく、ある特定のユーザーへの個人的なメッセージのつもりだったと主張していた。
陪審員は今回の裁判について、コートニーのツイートが嘘であり、ロンダ・ホームズを傷つけるものであるとしながらも、コートニー本人が本当だと信じていないということには確信を持てないとしていて、ロンダ・ホームズがコートニーが嘘をついていることを証明できるか?という観点に立つと、それは難しいことであり、コートニーがアラン・クロスというレポーターに匿名の弁護士について供述した内容を考えれば、アラン・クロスがそれがロンダ・ホームズのことだったと知る理由はなかったと断じた。
アメリカの法廷でツイッターでの名誉毀損をめぐって有名人が被告となったのは初めてのことで、その点でも今回の裁判は注目されていた。