待望のセカンド・アルバム『オーヴァーグロウン』を4月10日にリリースするジェイムス・ブレイクは別に新作を違法ダウンロードされたとしても構わないと語り、恋人との関係についても言及している。

ジェイムスは違法ダウンロードは自身にとっては日常茶飯事に過ぎず、自身の音楽が違法ダウンロードでやりとりされたところでそれを嘆く気にもなれないと次のように『ザ・ガーディアン』紙に語っている。

「違法ダウンロードをしない理由がそもそもないよね。ぼくのレーベル（ユニバーサル）の人たちはみんなが正しいことをして、アルバムのリリース日に『購入する』ボタンをみんながクリックしてくれるように祈ってるんだよ。ユーザーに『購入する』ボタンを画面で見させるためにどれだけの涙ぐましい努力をしてるか、それはもう信じられないくらいだよ。ぼくとしてはもう最近はどうでもいい気分になってきてるんだ」

さらにジェイムスは次のように語っている。

「いろいろ変わりつつあるんだよ。音楽産業というこの船は、沈みつつあるだけじゃないんだ。中に閉じ込められた人たちがたくさんいて、みんな窓を激しく打って助けを求めてるんだよ」

その一方でジェイムスはウォーペイントのテレサ・ウェイマンと続けている遠距離恋愛が自身のクリエイティヴィティにプラスに働いたと次のように説明もしている。

「不確実性がプラスに働いたね。ぼくたちの関係性の不確実性がね。それとツアー生活の不確実性とか。音楽業界、そしてその中におけるぼくの立ち位置の不確実性とかね」

なお、ジェイムスは新作からの新曲でウータン・クランのRZA（レザ）とのコラボレーションとなったトラック"Take a Fall for Me"を自身のサイトでストリーミング公開している。またジェイムスはアウトキャストのビッグ・ボーイのソロ・トラック"Royal Flush"をサンプリングした"Every Day I Ran"も公開しているが、この曲は新作にボーナス・トラックとして収録される予定だ。

"Take a Fall for Me"、"Every Day I Ran"を聴くにはこちらから→
http://james-blake.tumblr.com/tagged/Audio

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