モリッシー、アメリカ・ツアーの日程をさらにキャンセル
2013.02.06 18:30
先頃アメリカ・ツアーの公演を病気のため一部中止にしたモリッシーが、体調が回復しないためさらにライヴをキャンセルしている。
モリッシーは2月9日のラスヴェガス公演からツアーを再開したいとしていたが、この公演と10日のフェニックス公演も合わせて中止にしている。近いうちにスケジュールを再調整して振替公演を発表するものと見られている。
なお、モリッシーは先頃アメリカのミシガン州ロイヤルオークのウィリアム・ボウモント病院に入院したが、その後、ファン・サイトのトゥルー・トゥ・ユーに震盪と潰瘍性出血、それと逆流性食道炎の診療を受け、そのためいくつかライヴを中止にせざるをえなかったことを明らかにしている。
さらにその後のツアーについては「ツアーは2月9日にラスヴェガスのチェルシー・ボールルームから必ず再開させる決意でいっぱいだよ。どんな人であれ、お客さんさえ来てくれたら、それだけでぼくは笑みを浮かべながらそのまま死んでしまうかもしれない。でも、もし、その場にぼくがいなかったら、その後もぼくは二度とどこにも現れないことになるだろうね」と意気込みのほどを語っていた。
ただ、今回中止になったライヴは昨年の10月に中止になったライヴの振替分で、この時は母親の病状が悪くなり、それに付き添うためにモリッシーはライヴをキャンセルしていた。その後、母親の容体はよくなったという。
なお、パーラフォンはモリッシーの1989年のシングル"ザ・ラスト・オブ・ザ・フェイマス・インターナショナル・プレイボーイズ"の7インチ・シングルのピクチャー・ディスクとリマスタリングされた91年のセカンド・アルバム『キル・アンクル』を4月8日にリリースする。
どちらもモリッシーのレアな写真を使っていて、『キル・アンクル』は新しいジャケットを使って刷新される。
また、シングルにはB面曲として2011年のBBCでのライヴ音源が収録され、3種ヴァージョン違いがリリースされる。7インチ・シングルのB面曲は"People Are The Same Everywhere"、CD盤のB面曲は"Action Is My Middle Name"、ダウンロード・シングルのB面曲は"The Kid's A Looker"になる。どちらも、ライヴでは披露されているが、レコーディングとしてはリリースされていないモリッシーの新曲群になる。
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