フランス・フェルディナンドのアレックス・カプラノスは7月8日、学童たちを相手に作曲についての講義を行い、“テイク・ミー・アウト”や“ウォーク・アウェイ”などの曲を書いた時のコツを子供たちに伝授した。
会場となったのはロンドンのO2アリーナに併設されているイギリスのロックやポップ・ミュージックの博物館となっているブリティッシュ・ミュージック・エクスペリエンス(BME)。
聴講したのは地元の学校に通う子供たちでアレックスは話をしながら、“テイク・ミー・アウト”“ジャクリーン”“ウォーク・アウェイ”をアコースティック・ギターで演奏してみせた。
フランツ・フェルディナンドのニック・マッカーシーと一緒に書く時の様子をアレックスはこう説明していた。「“テイク・ミー・アウト”はニックと一緒に書いた曲で、いろんなアイディアを出し合いながら『この間、こんなフレーズをテレビで言ってるのを聞いたんだよ、なんとかして歌詞でも使ってみたいね』などと言い合ってたんだ」。
「その一方で“ウォーク・アウェイ”はもっと普通なやり方で書いた曲だね。ハンブルグでやったライブの楽屋にいて、ちょうどガールフレンドと別れたばっかりで、自然とこの曲が湧いてきたんだよ」
BMEは通常はミュージシャンを対象にしたマスター・コースを開催しているが、今回の新しい企画ではイギリス中の学童に15000枚もの無料入場券を提供している。そうやって若い子たちに作曲を促し、バンド結成も促すのが目的だという。
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