永劫不滅のダブルアルバム『フィジカル・グラフィティ』50周年 ロックの全てを呑み込んだ圧倒的質量。その本質をジミー・ペイジ自ら解き明かした決定的インタビュー!

永劫不滅のダブルアルバム『フィジカル・グラフィティ』50周年 ロックの全てを呑み込んだ圧倒的質量。その本質をジミー・ペイジ自ら解き明かした決定的インタビュー!

現在発売中のロッキング・オン3月号では、レッド・ツェッペリンのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「僕らは自分たちのやってきたことを焼き直したことは一度もなかったし、どの方向においても地平線の果てまで突き詰めた。僕らは決して、得意技がひとつしかない一発屋じゃないからね」


1970年代に無双ぶりを発揮し続け、現在もポピュラーミュージック界に大きな影響を及ぼし続けている英国のバンド、レッド・ツェッペリンは数えきれないほど多くの神話を纏ってきた。とは言え、彼らのギタリストであり、プロデューサー兼キュレーターとして並外れた手腕を持つジミー・ペイジなら、きっと説明しがたいような奇妙な側面も見てきたに違いない。

ペイジとボーナム、2人だけで“カシミール”のリハを始める
今年71歳の彼の髪は雪のように真っ白だが、黒ずくめのその体躯はかつての人気絶頂期同様、鉛筆のようにか細い。1969年と1970年、レッド・ツェッペリンが凱旋を果たしたロイヤル・アルバート・ホールから目と鼻の先のケンジントンにある瀟洒なホテルの一室で、明々と燃える暖炉の火を前に、我々の会話は歳月を遡って行った。

彼が長々と語っているのは2枚組スタジオアルバム『フィジカル・グラフィティ』の40周年記念エディションにまつわる話で、これは2014年6月に開始されたリイシューキャンペーンの第3弾となる。アウトテイクや別バージョン、ラフミックス等を収めたコンパニオンディスクを加えた同作のリイシューによって、バンドの初期5枚のアルバム――いずれも過去に数百万枚のセールスを記録していた――が見事チャートに返り咲きを果たし、また新たな世代のファンにツェッペリンの存在を知らしめることとなった。

ペイジは、『フィジカル・グラフィティ』のレコーディングに入る前に起こったことについて赤裸々に語った。「このアルバムを制作した時には、僕らはもの凄く揺れ動いていたんだよ。ずっとツアーを続けてきて、スタジオに入ったと思ったらジョン・ポール・ジョーンズは職務放棄をしでかしたんだね」。彼が当てこすり気味に言及しているのは、マルチインストゥルメンタリストである彼のバンドメイトが、ウィンチェスター大聖堂の聖歌隊長になるために当時世界最大のグループを辞めようとしているという、1973年暮れに業界で流れていた噂のことである。
(以下、本誌記事へ続く)



レッド・ツェッペリンの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』3月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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