日本の洋楽史上においても、画期的といえるチープ・トリックの重要な公演が４月に行われることが決定した。チープ・トリックの人気が日本から世界へ飛び火していったきっかけとなったのが1978年の武道館公演。その30年目となる2008年４月に一度きりの再演を、ほぼ同じ時期の４月24日に、同じ武道館で、同じセットリストで行うことが決定。メンバーはもちろん、ロビン・ザンダー（Vo／G）、リック・ニールセン（G）、トム・ピーターソン（B）、バン・E.カルロス（Dr）の４人。

チープ・トリックは、1977年にアルバム『チープ・トリック』でデビュー。まずは日本で人気に火が点き、同年のセカンド・アルバム『蒼ざめたハイウェイ』、シングル“今夜は帰さない”で、日本において大ブレイクを果たした。本国アメリカでは、日本武道館ライヴ音源から“甘い罠（原題：I Want You To Want Me）”をラジオで流したところ、見る見るうちに全米７位まで上昇した。ライヴ盤『チープ・トリックat武道館（原題：At Budokan）』も日本からの逆輸入盤が飛ぶように売れ、慌てて後からアメリカでもリリースした結果、1979年に全米４位のプラチナディスク、400万枚の大ヒットを記録した。

1960年代のブリティシュ・ポップ、ハード・ロック、パンクをベースにしながら、その勢いをコンパクトに凝縮させた彼ら流のロックンロールは、パワー・ポップ・バンドをはじめとし、のちのバンドに大きな影響を与えた。この偉大なバンドの、貴重な公演をお見逃しなく。

＜CHEAP TRICK 30 YEARS ANNIVERSARY SPECIAL CONCERT＞
【チープ・トリックat 武道館AGAIN!】
2008年4月24日（木）東京・日本武道館
Start 18:00／Open 19:00
Ticket S ￥8,000／A￥7,000／B￥6,000

公演についてその他詳細はH.I.P.内特設ページをご確認ください。