【JAPAN最新号】ロックバンドの孤独と幸せを注ぎ込んだ2日間! 初のスタジアムワンマンに鳴り響いた「マカロニえんぴつという音楽」

【JAPAN最新号】ロックバンドの孤独と幸せを注ぎ込んだ2日間! 初のスタジアムワンマンに鳴り響いた「マカロニえんぴつという音楽」
僕らは夢をみたり魅せたりする
ロックバンドは簡単さ やめなきゃ続くんだ

2022年、結成10周年の節目にリリースした“僕らは夢の中”の最後、メンバー全員でユニゾンするサビで、マカロニえんぴつはそう歌った。その通り。ロックバンドはやめなきゃ続く。当たり前のことだし、とりわけマカロニえんぴつというバンドは、軽口や冗談を言いながら、ことさら「簡単」なふうを装って、ふざけたり遊んだりしながら走り続けてきたようにも思う。

だがその「当たり前」がどれだけ難しいことかを知っているのもまた、ロックバンドである。あれから3年、デビュー10周年イヤーのメインイベントとなったスタジアムワンマン「still al dente in YOKOHAMA STADIUM」2デイズ2日目。前日の雨とは打って変わって晴天となった横浜スタジアムのセンターステージでこの曲を披露する直前、はっとり(Vo・G)はメンバーを紹介したうえでこんなことを話していた。「我々は本当にロックが好きで、ロックに憧れていて、そしてまだロックが遠くて、でもいつも隣にいて。すごく幸せな時間の中で日々、音楽をやってます。ロックに感謝を込めて、音楽に出合った自分と音楽を信じた自分を讃えながら歌います」。

その言葉に、マカロニえんぴつが、はっとりが愛してやまないロックのかたちがとても力強く表現されていた。彼らにとってロックとは、破壊衝動でも反骨心でもやけっぱちでもなく(いや、そういうのももちろん含まれてはいるが)、「幸せ」なのだ。もっと言えば、もっといい「幸せ」を追い求めるための唯一無二の方法なのだ。(以下、本誌記事に続く)

文=小川智宏 撮影=酒井ダイスケ、後藤壮太郎、浜野カズシ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年8月号より抜粋)


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