あいみょんにとって5年ぶり、2度目となる対バンツアー、「ラブ・コール2」。スピッツの日は、「どう? お客さん。私のこの曲、スピッツに影響受けてると思わん?」とか思いながら歌ってた(笑)。対バンしてくださったみなさんのエキスが、今の私に入ってる
今回の対バンラインナップは、HY、大塚 愛、ドミコ、yonige、森山直太朗、秋山璃月、レキシ、sumika、スピッツ。何ひとつとして似たもののない、独立独歩の表現を浴び、それぞれに対するあいみょんからの深い愛と熱いリスペクトに強い共感を誘われながら、あいみょん自身が見せる極上の、「歌と曲」表現に満たされ続ける、そんなとんでもなく幸福な対バンツアーだった。尊敬するアーティストたちからのバトンを受け、いつもより少しだけ背筋を正して歌おうとしているあいみょんの姿もまた、大切な原点を守り抜こうとしているように見えてよかった。
今回は各公演について、このツアーの意義について、敬愛してやまないスピッツへの愛について、じっくりと振り返りながら話してもらった。そして次号は、いよいよ完成したあいみょんの5枚目のアルバム『猫にジェラシー』を全身全霊で語る渾身の表紙巻頭特集。こちらも漏れなく最高の号にします。
インタビュー=小栁大輔 撮影=永峰拓也
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年10月号より抜粋)
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