現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号にanoが登場!売れるためにキャラを変えるとか、言いたいことを曲げるとか、マジで一切してこなかった。
ずっと変わらない僕、その時々のありのままの僕で生きてきた
ヒットの光と影、誤解と偏見。それでもむき出しの「僕」を語る
インタビュー=畑雄介 撮影=大辻隆広
「あの」はいつだって戦い続けている。アーティストとして、タレントとして、バンドのフロントマンとして、俳優として。作りものではないありのままの自分で、どれだけ誤解を受けようが傷つこうが、怒りも悔しさも復讐心もエネルギーにして、個性を漂白する世界で「自由に生きること」を表現し続けている。オセロの石を一つひとつ裏返すようにすべての「異常」を「普通」に変えていく――そんな孤独な戦いの日々を経て、anoは昨年11月ついに、“ちゅ、多様性。”のヒットという強い光を手にした。その光には誤解や偏見という影も同時に色濃く刻まれていて、anoは更に深い傷を負うことになる。しかし「ヒットすること」で自分のメッセージがより広く届くことを自覚したanoは、“スマイルあげない”のような大型タイアップ曲や各地のフェス出演を通して、これからもその戦いの盤面を広げてゆき、いつかこのクソみたいな世界をまるごとひっくり返してくれるに違いない――そう確信させる、むき出しの「僕」が伝える、むき出しの言葉の数々を、このインタビューで確かめてほしい。(畑雄介)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年10月号より抜粋)
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