映画『L change the WorLd(2月9日全国ロードショー)』の主題歌“アイル・ビー・ウェイティング”が大きな話題となっている中、同曲収録のレニー・クラヴィッツのニュー・アルバム『ラヴ・レヴォリューション』が1月30日に発売された。
ニュー・アルバムの発売前の1月中旬に、通信販売のみ(一般の店では販売していない)でこのシングルを発売したところ、限定1万枚がもうすぐ売れきれる状況となっており大きな反響を呼んでいる。
「君を待ち続けて」というサブタイトルが付いている限定シングルの対訳は、映画の監督である中田秀夫氏が担当しており、映画の内容とシンクロしたその対訳も話題を呼んでいる。レニー・クラヴィッツの原詞は、「ある人を想い続ける『純粋な恋、切なさ』が描かれている」のだが、中田監督の訳詞はその「純粋な恋、せつなさ」から醸し出される『狂おしさに近いせつなさ』のフォーカスを当て、映画を見終わった観客の「L」に対する想いとクロス・オーバーさせているそうである。中田監督は、「レニー・クラヴィッツもここまでストレートな歌詞を書くんだ」とちょっとビックリしたとそうで、「レニー・クラヴィッツが非常にストレートに人を思う気持ちを書いているので、パッと訳すことが出来ました」と語っている。
一方、主演の松山ケンイチ氏は、レニー・クラヴィッツのことをほとんど知らなかったそうで、「レニーのことは初めて知ったのですが、本当に好きになりました。最初にCDを聴いてカッコイイと思いました。そのままリピートして聴いてたら味が出てきて…。その後映画の完成作を観たのですがホントにピッタリ合ってて」とレニーの楽曲を相当気に入ってる模様。
またこの楽曲の反響は映画が2月9日に日本と同時公開されるアジア各国にまで届いており、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポールなどの各国で緊急発売される予定だ。
レニー自身はこの主題歌決定の知らせを受け「世界的にヒットしている映画の主題歌に、俺のニューシングルが使われると聞いて、とても嬉しく思ってるよ」とコメントを寄せている。