一気にスターダムを駆け上がり、頂点に君臨し続けた2000年代オアシス。リアム・ギャラガーがロックに語りまくる必読インタビュー

一気にスターダムを駆け上がり、頂点に君臨し続けた2000年代オアシス。リアム・ギャラガーがロックに語りまくる必読インタビュー

現在発売中のロッキング・オン6月号では、オアシスのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「一番重要なことってのは、すぐそこ、目の前にあるんだよ。自分を見つけるためにLSDやる必要はない。アフリカ行かなくたって曲は書けるんだ」


リアムという男はあまりにも有名なため、ファーストネームのみで通っている。また彼がこの10年で最も個性的かつパワフルで、男女の別なく惹きつけるロックシンガーであることも疑いようがない。Vサインを振りかざし、パパラッチをぶん殴る。着こなしは粋。ブロンドビールとパーティを好み、猿が飛び跳ねるように歩き、至極当たり前の会話すらマンチェスター仕込みの脅し文句のように響かせる。

「俺にとって完璧な一日ってのは、俺じゃない人間でいられる日だろうな」。彼はベイカー・ストリートのパブで煙草を吸いながら言う。階下のバーは彼のため特別に午前11時から開けられている。「誰か他の奴の顔になって、ウエストエンドの店行って、普段絶対入れないとこ全部見て回るんだ。俺、オックスフォード・ストリートなんか一度しか行ったことないんだぜ。何年か前、どっかの受賞式の後だった。そしたら逮捕されちまった。俺はあの通りを車の中から見るしかない。車で連れ回されるだけで一生過ごすんだぜ」

思い切って歩いて外へ出たところで、たいていはハムステッド・ヒース止まりか、フィンチリー・ロードのO2センターにある映画館までが精いっぱいだ。大勢の人が追いかけてきて、罵声を浴びせたり写真を撮ろうとしたりするため、げっそり疲れてしまうからである。彼は変装もするというが、実際の話、その歩き方はどうにも変えられないのでは?

「どこ行っても必ず癇に障ることしてくる奴がいるんだよ。しょうがねえからタクシーに飛び乗って、後ろの席に滑り込み、そのまま家まで帰るしかない。ここで愚痴ろうってんじゃないけど、散歩くらいまともにさせてもらいたいよな」

根本に誤解があることが問題なのだとリアムは考えている。ああ確かに俺は有名だ、と渋々彼は認める。そう、ありとあらゆるタブロイド紙で何度となく一面を飾り、全国ネットのテレビでもたびたびトップニュースになった。だがセレブリティではない、それは違うと彼は繰り返す。
(以下、本誌記事へ続く)



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