1Dドキュメンタリーのスパーロック監督、「ゼインは誰よりも悩んでいたはず」と語る

1Dドキュメンタリーのスパーロック監督、「ゼインは誰よりも悩んでいたはず」と語る

ワン・ダイレクションからのゼイン・マリクの突然の脱退について、2013年ツアーのドキュメンタリー作品『ワン・ダイレクション THIS IS US』の監督を務めたモーガン・スパーロックはゼインがツアーの環境について誰よりも一番悩んでいたはずだと語っている。

ゼインはアジア・ツアー中だった先週の3月26日に脱退を表明し、イギリスへ単身帰国することになったが、マクドナルドを30日間食べ続けるドキュメンタリー『スーパー・サイズ・ミー』でも有名なスパーロック監督はニュース・サイトのハフィントン・ポストにゼインは自宅でアートの制作に耽ったりするのが好きなインドア派に戻りたかったのだと語っている。

「ツアーとなるとゼインはいつも悩んでたよ。ゼインはインドア派なんだよね。ゼインは自宅でスプレー・ペイントで作品を作ったり絵を描いたり、アートをやること以外にはなにもしたくないようなやつなんだよ。今回、こういう形でゼインが爆発しちゃったことは、ほかの誰にも予期せぬことだったと思うけど、でも、こうなるまでに一番悩んで苦しんだのはゼイン自身だったと思うんだ。家から離れて、旅にずっと出て、彼女とも離ればなれになったままで、ついにキャパを越えちゃったんじゃないのかな。そこで、もうやめたってことになったんだよ」

脱退後に発表された声明でゼインは次のようにその心境を説明している。

「ワン・ダイレクションとしてのぼくのこれまでの人生は想像を遥かに越えるようなものでした。でも、5年経って、ぼくは今こそがバンドをやめる潮時だろうと思い立ちました。ファンのみなさんで、もしがっかりした人たちがいるのならぜひ謝りたいのですが、ぼくは自分の心の中で正しいと思えることに従うしかないのです。ぼくがやめるのは、リラックスして誰の注目を浴びることもなくプライヴェートな時間も過ごせる普通の22歳の人間に戻りたいからです。ぼくには4人の生涯の友達が、つまり、ルイ、リアム、ハリー、ナイルがいることもよくわかっています。4人がこれからも世界で最高のグループとして活動を続けていくこともわかっています」

(c) NME.COM / IPC Media 2015
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