まだ10代だった2017年に“I Wanna Be Your Girlfriend”をオンライン上で発表。メランコリックで白昼夢的なベッドルーム・サウンドにのせて自らのセクシュアリティをオープンにし切ない恋心を綴ったこの曲で、Z世…
このシングルを聴いて、あらためて『ROMANCE』というアルバムは宮本浩次にとって、とてつもなく大きな作品だったのだなあと思った。あのカバーアルバムでどうしようもないほどむき出しになっている宮本の歌、そこ…
結成15周年イヤーを迎えたSCANDALが放つ2021年第2弾シングル。第1弾『eternal』がデジタルとバンドサウンドを融合した表題曲&TOWA TEIによるリミックス収録という挑戦的なアプローチだったのに対し、今作は完全に…
TVドラマ『にじいろカルテ』主題歌“旅路”に続き、Honda「VEZEL e:HEV」のCM曲として書き下ろされたシングル曲。この2021年に発表された2曲は、少なくとも僕の中で藤井 風というミュージシャンに抱いていたイメー…
2018年11月9日、ロンドンのアレクサンドラ・パレスで行われたニュー・オーダーのライブを、2枚組のCDとBlu-rayにパッケージしたライブ盤。CDには21曲が収められており、途切れることがないバンドとオーディエンス…
ノエル・ギャラガーがハイ・フライング・バーズを率いてソロ・キャリアに乗り出してからの10周年を記念するベスト・アルバム。あの衝撃的なオアシス解散の後、ひたすらマイペースを貫きながら、絶賛を一身に集め…
EDMの世界では多くの若者が成功を勝ち取ってきたが、若さゆえのテンションで生き急ぐあまり、その後の人生を見誤った例も少なくない。神童と呼ばれてきたポーター・ロビンソンも、この数年間は制作のプレッシャー…
「堰を切ったように」というのはまさにこういうことなのだろう、とアイナ・ジ・エンドの活動を見ていると思う。3月3日のEP『内緒』、A_oとしての“BLUE SOULS”、客演やカバーなども含めればもっと。そしてこの“…
約2年7ヶ月ぶりの6作目である。プロデュースは前作に引き続きタイラー・ジョセフとポール・ミーニー(ミュートマス)、前々作『ブラーリーフェイス』を手がけたマイク・エリゾンド、さらにベックやアデル、シーア…
登場時は恐るべき子どもたちと呼ばれたザ・コーラルもすっかりベテランとなり、彼らがずっと参照していた60年代サイケ・フォークのカタログへのアクセスも「若いのに渋い嗜好」というより、もはや求道的な様相に…
2作目の呪縛というものがある。デビューに至るまでの間にライブの場などで磨き上げた楽曲を使った1作目が成功すればするほど、次に用意される豪華な環境とそれに比例する曲作りへのプレッシャーに押し潰された結…
ヒップホップ界きってのヒットメイカー、DJキャレドにとって、新作アルバムのリリースとは、豪華なセレブ・ゲストを集めた「パーティ・イベント」である。全米アルバム・チャートで初登場1位を獲得した本作でも、…
3rdフルアルバム『何者』後初となる新作は、インディーズ盤『骨抜きE.P.』以来2作目のEP作品。エジマハルシのクリーントーンのカッティングを待ち受けるリスナーの鼓膜を痛快に裏切るように、冒頭からNetflix『ゴ…
ともにこの時代を生きる我が子に、友に、自分は何を語り得るのか?――その問いに対して、小沢健二は真っ正直に悩んでいるのだろう。悠久の歴史の中の一瞬を生きるひとつの命として、新種のウイルスに怯える人類の…
2019年の活動再開後、4年ぶりのオリジナルアルバム『Real』をリリースした時にはコロナ禍が始まり――と、多難が続く中で、2020年10月から「flumpool 10th Tour 2020 『Real』」を敢行中のflumpool。一度立ち止ま…
「ギターは手にできなかったんだ。ボタンを押したり、つまみを回すことしかできなかった」とアメリカのラジオでスフィアン・スティーヴンスが答えていた。『ジ・アセンション』からわずか1年足らずで5章から成る…
ノイジーなギター。歌詞にたしかな物語性を感じさせながらも、言葉をあくまでも「主張」ではなく「ぼやき」として響かせるような発声。そうした意図的な解像度の低さを、身体的な快楽へ転換するように疾走するビー…
世間よ食らえ、これが音楽だ 様々なチャンネルで時事を映し出してきた東京事変が、ついに『音楽』(ミュージック)にチャンネルを合わせた。マイクチェックからスタートし、メンバー紹介からの般若心経に向かう―…
2017年に地元であるイングランド・レスターのパブで結成されたイージー・ライフ。ストリーミング世代ならではのヒップホップをベースにしたR&B〜ジャズ〜アフロビート〜エレクトロニカ〜ギター・ポップ……と、様…
ストリングスの大胆導入が作品の色を決めることになった『オーケー・ヒューマン』の登場からわずか3ヶ月と少々。おそろしく速いリリース・ペースではあるが、そもそも同作の前にこちらが出るはずだったのだから当…
rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)は、ロッキング・オンが提供する音楽ニュースサイトです。 rockinon.comでは、邦楽誌『ROCKIN'ON JAPAN』から、邦楽ディスク(CD/EP/DVD/ブルーレイ)の新譜レビューをお届けしています。