そんな彼女だからこそなのだろう、本作も特定の色で固定されることなく様々なタイプの楽曲とヴォーカルが行き来している。それこそアレサ・フランクリンからニーナ・シモン、はたまたポーティスヘッドまで彷彿させる各種対応能力は頭抜けていて、UKシーンに新しい軸を示す代わりにここ5年で一気に花開いたUK女性シンガー達の様々な傾向をたったひとりで総覧するかのような才能だと言っていいだろう。そう、総覧した結果UKの内輪ウケ的個性もフラットに薄まっていて、リフォームする必要無くこのまま全米進出を成功させてしまいそうなバックトラックの洗練も凄い。(粉川しの)
UKディーヴァの最大公約数?
エミリー・サンデー『エミリー・サンデー 完全盤』
2012年11月14日発売
2012年11月14日発売
ALBUM
そんな彼女だからこそなのだろう、本作も特定の色で固定されることなく様々なタイプの楽曲とヴォーカルが行き来している。それこそアレサ・フランクリンからニーナ・シモン、はたまたポーティスヘッドまで彷彿させる各種対応能力は頭抜けていて、UKシーンに新しい軸を示す代わりにここ5年で一気に花開いたUK女性シンガー達の様々な傾向をたったひとりで総覧するかのような才能だと言っていいだろう。そう、総覧した結果UKの内輪ウケ的個性もフラットに薄まっていて、リフォームする必要無くこのまま全米進出を成功させてしまいそうなバックトラックの洗練も凄い。(粉川しの)