アニーの80sライクなサウンドが、一見軽そうに見えてがっちりとした強度をもっているのは、その表現、そのサウンド、そのコンセプトに対する理解と自己投影が半端ではないからだ。DJとして、ダンスフロアで自己をアイデンティファイし続けてきた彼女だからこそ、ここまでてらいなくやり切れる。彼女がカクテル・ライトに照らされるとき、それはフィクションでありフィクションでない。そう、それこそマドンナがそうであるように。(小川智宏)
存在証明としてのエレポップ
アニー『ドント・ストップ』
2009年12月02日発売
2009年12月02日発売
ALBUM
アニーの80sライクなサウンドが、一見軽そうに見えてがっちりとした強度をもっているのは、その表現、そのサウンド、そのコンセプトに対する理解と自己投影が半端ではないからだ。DJとして、ダンスフロアで自己をアイデンティファイし続けてきた彼女だからこそ、ここまでてらいなくやり切れる。彼女がカクテル・ライトに照らされるとき、それはフィクションでありフィクションでない。そう、それこそマドンナがそうであるように。(小川智宏)