ジャズ、ソウル、ヒップホップを横断しつつ洒脱にまとめあげたデビューアルバム『ジオグラフィー』(2018)でサウスロンドンを代表する新星として一気に注目を集めたトム・ミッシュ。日本でのフジロックのステージも好評を博していたが、突然の成功は大きなプレッシャーをもたらしたという。そんな彼がメンタル面の不調を乗り越え、本人名義としては2作目の『フル・サークル』をリリースする。
これが、70年代のシンガーソングライターを彷彿とさせるフォークロック色の強い一枚に仕上がっているのだ。これまでの作品にも彼のソングライティングのセンスは発揮されていたが、今回はさらに歌にフォーカスしており、なんとも素朴な温かさが感じられる仕上がりだ。
ロッキング・オン5月号では、そんな優しい新作について聞いたインタビューを掲載。「音楽にすべてを捧げるのではなく、何よりも人生を大切にしたいと思うようになった」と語るひとりの青年としてのトム・ミッシュの現在を、ぜひ発見してほしい。(木津毅)
トム・ミッシュの記事が掲載されているロッキング・オン5月号