プリンスの急死から早くも10年が経とうとしているが、そのあまりの大きな才能の不在は今もぽっかり穴を空けたままだといってもいい。これほど天才的な楽曲コンポーザー、天才的なマルチイントゥルメンタリスト、天才的なパフォーマー、天才的なプロデューサーなど不世出だといってもいいからだ。しかも、プリンスは80年代の全盛期においてR&B、ファンク、ポップ、ロックとどのジャンルにもまたがるスタイルを作り上げてみせた革命的なアーティストだった。
さらに自ら率いるバンドについてもジェンダー的にボーダーレスだったことも特徴的でその後の影響は大きい。確実にその後のロックバンドの在り方を変えたといってもよかった。ある意味でザ・レヴォリューションのライブ映像を観たロックファンはもう後に戻れなかったといってもよかった。
次号のロッキング・オンではそんなプリンスの異才と偉業について特集します! 死の直前にインタビューに恵まれたジャーナリストの記事とプリンスの偉業を振り返る論考記事でプリンスとは何者だったのかをあらためて考え直すという特集です。プリンスの異常な才能、あるいはその類稀な情熱とは何だったのか迫りたいと思います。ぜひご一読ください。(高見展)
プリンスの記事が掲載されるロッキング・オン5月号