メタリカ、オセアニア・ツアーの追加公演を発表! 2013年以来となる日本上陸が実現するのはいつの日か?

メタリカ、オセアニア・ツアーの追加公演を発表! 2013年以来となる日本上陸が実現するのはいつの日か?

メタリカの追加公演が発表された。とはいえこれは南半球での話。現地時間10月17日から11月2日にかけてオーストラリア/ニュージーランドでのスタジアム・ツアーが実施されることがすでに発表されているが、そこにメルボルンとオークランドでの追加公演がプラスされ、これにより今回のオセアニア・ツアーは全8公演ということになったのだ。しかもスペシャル・ゲストに起用されているのはスリップノット。思わずこの秋の航空運賃を調べたくなるくらいの顔合わせだ。

世界各国をツアーする欧米のバンドにとって、オーストラリア/ニュージーランドでの公演の前後いずれかに日本に上陸するという流れは、いわばひとつのパターンとして定着しているところがあるが、残念ながら現在のところ、彼らがその時期に日本にやって来るという確定情報は届いていない。メタリカが現時点での最新オリジナル作品にあたる『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』をリリースしたのは2016年11月のことであり、同作に伴うワールド・ツアーは2017年1月、お隣りの韓国はソウルで幕を開けている。しかし彼らは依然としてこのツアーでの日本上陸を果たしておらず、2013年夏のサマーソニック以来、この国に訪れていない。

もちろんそこには、昨今よく囁かれている日本国内における会場不足などの問題もあれば、メタリカのツアー自体が以前のように長期間にわたってロードの生活を続けるパターンではなく、2週間ほど巡演してはブレイクを挟むというサイクルで長期的に展開されていて、なかなかタイミングが合いにくい、といった事情もあるのだろう。

彼らの現状でのスケジュールを確認してみると、この5月から8月下旬にかけては、ゴーストらをスペシャル・ゲストに迎えての全25公演に及ぶヨーロッパ・ツアーが控えており、9月には地元サンフランシスコにあるチェイス・センターのこけら落とし公演として、オーケストラとの共演による『S&M』の20周年記念ライブが2日間にわたり実施される(当然ながら、サンフランシスコ交響楽団との共演も20年ぶりということになる)。そして10月に入ると前述のオセアニア・ツアーが始まるわけだが、果たしてその前後のツアー・スケジュールに“JAPAN”という文字が書き加えられることはあるのだろうか? その可能性については前々から諸説飛び交っているが、なんとか実現を願いたいところだ。


また、蛇足ながら付け加えておくと、この4月22日には、本家メタリカにも認知されている日本のトリビュート・バンド、HATTALLICA(ハッタリカ)のワンマン公演が東京の渋谷・duo MUSIC EXCHANGEにて開催される。敬意と愛情溢れる演奏ぶりや再現性の高さにも定評のある彼らのライブが、メタリカ愛好家たちの心の隙間を少しばかり埋めてくれることになるかもしれない。来日祈願の想いも込めながら、筆者自身も当日は開場に足を運ぶ予定だ。(増田勇一)

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