東京ドーム、今日のストーンズのを観た
2014.03.04 21:54
初日と同じく、ミックのステージングは凄すぎる。
もうこれは100回繰り返して書いても足りないぐらい。とにかく凄い。華やか。
そして今日は明らかに初日よりもキースのノリが良かった。
チャーリー、ロニーは安定して凄い。
結局、ストーンズは凄い。
ミックの凄さは驚異的だが、涙腺が緩むのは僕の場合キースを見ている時だ。
キースの存在自体がたまらなく切ない。ギター・リフをキメている時も、笑っている時も、見てるといつもそういう気持ちになる。
キースはストーンズを始めた頃にはすでに「『自分はずっと年老いてもロックンロールをやり続ける』と思っていた」と語っている。
そんなことを思ってロックバンドを始める若者はめずらしい。
まして、完全にロックが若者だけのものだった60年代にはそんな感覚は誰も持っていなかっただろう。
でも、キース少年はずっとこのままいくつになってもロックンロールするのだと当たり前のように思っていたのだ。
そのキースが70歳を超えて本当に当たり前のようにロックンロールを演奏している。
目の前で無邪気に笑ってギターを弾いている。
僕らには奇跡にしか見えないことが、キースにとっては当たり前のことで、キースにとって当たり前のことが僕らには奇跡なのだ。
だから、キースの笑顔には勝てない。
涙があふれてしまうのだ。