CUT9月号に水上恒司さんのインタビューを掲載しています。
8月29日に公開する吉岡里帆さんとのW主演映画『九龍ジェネリックロマンス』は、「人は何をもって、その人たらしめるのか」という問いをくれるミステリアスなラブロマンス。眉月じゅんさんの原作ファンとしても“実写で何を表現するのだろう”と期待して観たのですが──舞台の街・九龍城砦の情緒や、そこで生活する鯨井(吉岡)&工藤(水上)の体温、息遣いが立ち上ってくる素敵な映画で、なんといっても吉岡さんと水上さんのチャーミングで切ない芝居が素晴らしい作品でした。
今回CUTでは、水上さんが工藤を表現する過程で重ねた思考や、本作から受け取ったメッセージについてじっくり伺っています。以下インタビューの一部を抜粋してお届け!
──変わらないことの良さも、変わることの大切さも描いている本作。水上さんご自身は積極的に変化を求めるほうですか?
──2018年の『中学聖日記』のインタビューですね。現状維持っていうのはあんまりないかな。基本的に人間って変わっていくものだと思っています。工藤の変えられない部分、変えようとしていない部分、変えたくない部分って、人間のダメなところなんですよ。ダメなところなんだけど、それってみんな持ってるじゃん?という話だと思うんですね。……僕がCUTさんと初めてご一緒した時っていつでしたっけ?
『九龍ジェネリックロマンス』のお話から、今俳優として感じている醍醐味や課題ややりがいについても語ってくださった今回のインタビュー。水上さんの現在地を知る全文は、本誌にてご確認ください。もう結構前ですよね。そこから僕、見つめているところは変わっていないんですけど、その中で変わっているところももちろんあって。それは知見だったり、教養の部分ですね。そういう人としての密度を濃く、深くしていくっていう意味ではもっと自分を変えていかなきゃいけないなと思います。僕の仕事は己がバン!と出る職業ですから
もちろん撮り下ろしポートレートも掲載しています! 本ブログ冒頭でもチラ見せしていますが、水上さんと工藤の根底に流れるような静けさとワイルドさをとらえた写真。こちらもぜひお手元でご覧いただきたいです。(田畑早貴)
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