たった今グラミー賞が終わった。結果は以下の通り。
https://www.cnn.com/2022/04/03/entertainment/grammy-winners-2022/index.html
全体としては、グラミー賞の前半が素晴らしくて、それは主に、BTS、ビリー・アイリッシュ、オリヴィア・ロドリゴのパフォーマンスが圧巻だったからなのだが、そこまでは、体温が上がりまくりだったのに、後半になって重要な賞を発表し始めたところから、一気に体温が下がり、指が冷たくなってしまった…..。
言葉も失ってしまったのだけど、気を取り直すために、まずは賞でも最も盛り上がっていたBTSの写真を集めてみた。
この写真の量からも容易に分かる通り、彼らが、間違いなくグラミー賞の主役だった。しかし、またしても賞を取らなかったのだ。これはノミネートが発表された時から言われていたけど、元々激戦の部門にしかノミネートされていなかったこと自体がおかしかった。
Best Pop Duo or Group Performance
"I Get a Kick Out of You," Tony Bennett & Lady Gaga
"Lonely," Justin Bieber & benny blanco
"Butter," BTS
"Higher Power," Coldplay
"Kiss Me More," Doja Cat feat. SZA *WINNER
そして、この部門では彼らが取らなかったのだ。番組の中では「世界一ビッグなバンド」とまで紹介されていて、彼がグラミー賞のスターであったことは間違いないのに、賞をまたしても渡さなかったのは、ほとんどイジメにすら思えるくらいだった。彼らはこれで2度目のノミネートだが、前回も同部門で”Dynamite”でノミネートされ受賞しなかった。
1)おそらく受賞式で最も熱が上がった瞬間。TL上もこの2ショットだらけになっていた。BTSもレッドカーペットで、「オリヴィア・ロドリゴとデュエットしたい」と言っていたけど、ぜひ実現して欲しい!
2)圧巻のパフォーマンス。
レッドカーペットで、「全く何もかも新しいこの日にために入魂のパフォーマンスを用意したので楽しみに待っていて欲しい」と答えていたけど、本当に圧巻のパフォーマンスだった。会場全体を使った始まりに、ラスベガスという場所がら、また『オーシャンズ』シリーズが撮影された場所でもあることから、『オーシャンズ』シリーズから、『ミッション・インポッシブル』に、『007』シリーズを彷彿とさせる超メインストリームなパフォーマンスで、これぞスーパースターという貫禄だった。
3)司会のトレヴァー・ノアが「世界一ビッグなバンド」と紹介。
授賞式の中で、司会のトレヴァーが、「世界一ビッグなバンド」と紹介し、終わった後も、「BTSと話せたのがハイライトのひとつ」と語っていた。「英語を覚えるために『フレンズ』を見た」という有名な逸話を聞いた後に、「僕も韓国語を勉強するために、韓国のTV番組を見て勉強しました」と言って、韓国語を話していた。彼はコメディアンなのでもちろんギャグになっていたけど。
4)レッドカーペットでは、全員ルイ・ヴィトンの2022年秋コレクションを着ていた。これが亡くなったヴァージル・アブローの最後のコレクションとなる(涙)。
5)とにかく会場で一番一緒に写真を撮られていたアーティストだ。
ドナテラ・ヴェルサーチと。
ジョン・レジェンド家族と。
レディー・ガガと。
”Butter”のリミックスで共演したミーガン・ザ・スタリオンと。
これが微笑ましいのだけど、フジロックの出演も決まったジャパニーズ・ブレックファストのミシェル・ザウナーと。彼女は、母親が韓国人だが、今日の目標として、「BTSと一緒に写真を撮って、韓国の親戚に送りたい」とレッドカーペットで語っていた。無事実現したのだ。ちなみに、彼女はアルバムのテーマに合わせて黄色の衣装を着ている。元々ビョークが大好きだと言っていたけど、ビョークっぽいなと思った。彼女の衣装はヴァレンティノ。
そして、アルバム賞を受賞したジョン・バティステと。
BTSは、ジョングクがラスベガス入りしてからコロナで陽性となり出演が心配されたが、無事回復してステージにも立つことができた。4月8、9、15、16日と、Allegiant Stadiumでツアーを行うことになっている。スタジアムのキャパは1日65000人。去年はLAでスーパーボウルが行われたSoFiスタジアムで新記録の4日間ソールドアウトしたばかりだ。キャパは1日100000人だった。
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