メタリカ、自身主催のフェス初日に偽名で登場。サプライズで1stAL『Kill‘Em All』をフル再現
2013.06.09 23:10
この週末にミシガン州デトロイトで開催されている、メタリカ主催のフェスOrion Music + Moreの初日、当初はこの日出演予定のなかったメタリカが突如登場し、しかも、彼らのファースト・アルバム『Kill‘Em All』をフル再現してオーディエンスを驚かせたという。
初日の6月8日はヘッドライナーにレッド・ホット・チリ・ペッパーズを迎え、この土曜日は出番のなかったメタリカだが、実はこの日のタイムテーブルに「Dehaan」なる無名のバンドがラインアップされていて、ファンから怪しまれてはいた。というのも、この「Dehaan」は、メタリカの新作3D映画『Through The Never』に出演している俳優Dane DeHaanを想起させるものだったからなのだが、その無名バンドの出演時間が定刻になると、ジェイムス・ヘットフィールドがステージに登場、そのバンド名をコールして残りのメンバーを招きいれたという。
「Dehaan」ことメタリカは、そこで今年リリースから30周年を迎えた1983年のファースト・アルバム『Kill‘Em All』をフル再現するというさらなる演出で、このパフォーマンスを飾った。
これまでに300万枚以上を売り上げている『Kill‘Em All』は、後にメガデスを結成することになるデイヴ・ムステインが曲作りに参加しているアルバムで、また、オリジナル・ベーシストであるクリフ・バートンが演奏を披露している。クリフ・バートンは1986年、バンドのツアー・バスの事故の際、亡くなっている。
メタリカは翌6月9日、このフェスの大トリを務める。
このフェスの主催者としての苦労をジェイムス・ヘットフィールドが語った記事はこちら。
http://ro69.jp/news/detail/83507
「Dehaan」登場時の様子はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=krvcqoo-644&feature=player_embedded