といいつつ、これはちゃんと分析できるものなんだろうか。
「東京」と名のつく楽曲の打率の高さについて。
今日はwacci@クアトロへ。
wacciは何曲かものすごく好きな曲があって、それがしっかり聴けたのはとてもうれしかったのですが。
でも、本編の最後に演奏された”東京”。
これがあまりに素晴らしくて、あらためて一発でぶっとばされたんですね。
完璧に泣かされてしまったんですね。
で、かねてから思っていたことを思い出しました。
「”東京”って曲の打率、変じゃねえ?」「8月のムラタさん状態かよ!」っていう。
いや、後ろの文言はともかく(でも一応、東京読売ってことで)、”東京”と名づけられた曲の素晴らしさはちょっとおかしくねえかと。
今、とりあえず思いつくだけでも、くるり”東京”、YUI”TOKYO”、桑田佳祐”東京”、銀杏BOYZ”東京”、B'z”東京”、サニーデイサービス”東京”。で、wacci”東京”。
これ、東京に生きる自身の思い入れがしっかりと込められた楽曲ができたから、うん、これは”東京”だ、となるのか、あるいは、”東京”というタイトルの曲を書こうとするとミュージシャンはただでさえすさまじい才能がさらに覚醒するのか。
まあきっとどっちもなんだろう。
そして、なにより、「東京」という街が持つ、「やってくる場所」であり「いつか去っていく街」であり「人と人が出会い別れるドラマ装置」であり、「無数の人が日々すれ違い続ける刹那の土地」であり、といった性質が大きいのだと思う。たぶん。
ちなみに自分の結婚式では、ご歓談中、くるりとYUIと銀杏を延々流しました。全部「東京」で。どうでもいいですが。
wacciの”東京”はこちらで聴けます。