相反する気持ちもネガティブさも包み込む、SUPER BEAVERのAL『音楽』──制作秘話や作品への想いに迫る別冊前編、そして武道館終演後に再び話を訊いた次号の別冊後編で徹底的にひもときます!

相反する気持ちもネガティブさも包み込む、SUPER BEAVERのAL『音楽』──制作秘話や作品への想いに迫る別冊前編、そして武道館終演後に再び話を訊いた次号の別冊後編で徹底的にひもときます!
常に人としての在り方を自問自答しながら、まっすぐなメッセージをリスナーに届けてきたSUPER BEAVER
今作『音楽』においてもそのスタンスは変わっていないが、白黒つけられない想いや、自分の中でも相反する2つの考え方、信念の裏に隠れたネガティブな気持ちを描くことで、よりそのメッセージの深みと強度が増し、リスナーとの距離をさらにぐっと縮めた作品になった。

たとえば、先行リリースされていた“値千金”は、今この瞬間の勝負にすべてをかけて力を注ぐ人も、今抱えている悔しさや劣等感を糧にして未来を変えていこうとする人も、どちらの気持ちも肯定する歌になっているし、4曲目の“リビング”では、「好き」という気持ちには変わりないけれど、それだけでは解決できないような複雑な感情の移ろいを描き出している。
「手を差し伸べたい」と人を想う気持ちを持っていても、時に人を傷つけるような言葉を発してしまったり、完璧な人間なんてどこにもいないという心の弱さと共存する愛を歌った、文字通り揺れ動く感情を映したシングル曲の“グラデーション”も、アルバムを通して聴くとさらに包容力のある歌として響いてくる。そして、10曲目の“裸”のような曲で、ひとり思い悩む様を曝け出すことで、アルバム全体のポジティブなメッセージが決して綺麗事ではなく、日々の葛藤を通して発せられた言葉なのだといっそう説得力を高めている。

約半数を占める曲がタイアップ曲でもこんなに一貫したメッセージとして受け止めることができるこのアルバムが、どのように完成していったのか、アルバム選曲の過程や、“儚くない”以降アレンジャーの河野圭を迎えたことによる表現方法への変化などを事細かに語ってもらった。
日々のバンド活動、もっといえば人生そのものが地続きに音楽として反映されているメンバー4人の言葉を受け取って、さらにビーバーの『音楽』を近くに感じてほしい。そして、ライブハウスでの撮り下ろし写真もお見逃しなく!

さらに、次号も別冊での特集が決定! 6年ぶりの日本武道館ライブレポートと終演後インタビューで、『音楽』が世に放たれたあとの4人の言葉をお届けするので、ぜひ2号連続でお楽しみください。(有本早季)

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SUPER BEAVER 音楽

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