新作の作業に入っているとも噂されているU2のボノは、かつてドイツの活動家から「ボノ、歴史になりたいのかよ」と書かれたプラカードを突きつけられながら追い回されたことがあると語っている。
『ジ・オブザーヴァー』紙との取材に応じたボノは、自身が政治に関わっていることが一部の人たちの間で不評を呼んでおり、そのおかげで公衆の面前で狙い撃ちにされたり、政治集会などでブーイングで見舞われるなどの個人攻撃で知らされることが多いと語った上で、かつてG8会議への抗議運動に参加していた人たちに追いかけ回されたことをボノは次のように語っている。
「命からがら逃げながらも、わかりやすいキャッチフレーズを作ったもんだなと感心したよ」とボノは振り返っている。また、タンザニアのアルシャで開催されたTEDグローバル講演会議の時にもボノはブーイングの嵐を受けたというがこの時のことをボノは次のように説明した。
「そんな昔のことじゃないんだけど、観衆の中の若い企業家から一斉にブーイングを受けてね。こういう連中は、僕がアフリカには施しが必要だという考えをばらまいていると僕を批判したんだけど、そうした見方自体は、僕は事実そのものだと思ってるんだよね」
「だけど、僕は正しいことをやっているんだと思ってるんだよ。というのも、僕たちのやっていることは、アフリカの資本家とヨーロッパの反資本主義活動家とを同時に怒らせてるんだからね。要は、僕は理想主義者なんかではないということで、一度もそんなものを掲げたことはないんだ。僕は現実的に問題解決の方法を探っているだけなんだよ」
さらにボノはU2の税金対策についても抗弁している。これまでボノはアイルランドのイーモン・ギルモア副首相に招待され、アイルランドの税の方針について説明などを受けた一方で、バンドの事務所をオランダに移したことで税金逃れをしているとU2は批判を浴びてきているが、そのことについては次のように語っている。
「U2ではアイルランド政府の税制方針について同意しているよ。税の優遇制度を設けることで、アイルランドは貧困から抜け出すことができたんだからね。そういう政策によって税収を増やすということは、国に入ってくる人がいる一方で国を出て行く人も出てくるということなんだよ」
なお、今年の6月にはU2はニューヨークのスタジオでコールドプレイのクリス・マーティンと一緒にいるところを目撃されていて、新作で一緒にコラボレーションをしていたのかと囁かれている。ボノは新作は早く世に送り出したいとしながらも、完璧に仕上がるまではリリースしないともこれまで語ってきている。
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