パール・ジャムのマイク・マクレディとザ・スクリーミング・トゥリーズのバレット・マーティン、そしてガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンはスーパーバンドを結成していることを明らかになっている。

元々マイクはバレットと90年代にマッド・シーズンというスーパーバンドを組んでいて、今回のユニットもマッド・シーズンがきっかけになっているが、まったく新しいユニットとして活動するつもりだという。ただ、まだユニット名は決まっていないとのこと。

『ビルボード』誌との取材でマイクはユニットのヴォーカルにはキリング・ジョークのジャズ・コールマンのほか、複数の歌い手に歌ってもらうつもりだと語っている。

「ダフとバレットと俺とで一緒にやってみたんだよ。新曲も書いてみたし、マッド・シーズンのセカンド『Disinformation』のデモも使ってて、あの頃の音源がどうにかならないかなと思ってるんだ。今のところキリング・ジョークのジャズ・コールマンに打診していて、一緒に音源に取りかかってくれそうなシンガー数人にも声をかけてるところなんだよ」

マッド・シーズンはマイクとバレット、アリス・イン・チェインズのレイン・ステイリー、ベースのジョン・ベイカー・ソーンダースによって1994年に結成され、ファースト『生還』を95年にリリース。ヴォーカルの交代を経てバンドはセカンド『Disinformation』を制作していたが、ジョンがヘロインの過剰摂取で99年1月に急死したため、バンドはそのまま解消となった。もともとマッド・シーズンはマイクがジョンとリハビリ施設で知り合ったことがきっかけとなって結成されたユニットだった。

マッド・シーズンの『生還』は4月にボックス・セットとして再発されるが、このリリースのためマイクとバレットとで昔の音源を確認していくうちに今回の新バンドの話が立ち上がったとバレットは説明している。

「マイクの手元には新曲がいくつもあって、俺の手元にもいくつかあって、だったら、一緒にスタジオでレコーディングしてみよっかっていう話になったんだよ。その時の音源を何人かのヴォーカリストに送って聴いてもらってるところなんだ。その作業はマイクとダフにやってもらってるんだ。ふたりともすごく顔が広くて誰でも知ってるからね」

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