フィオナ・アップル、新曲“Werewolf”について語る

フィオナ・アップル、新曲“Werewolf”について語る

7月4日に待望の新作『アイドラー・ホイール~』をリリースするフィオナ・アップルはアルバムからの新曲“Werewolf”をネットで公開し、この曲が出来た経緯をピッチフォークで語っている。

元々フィオナがこの曲をレコーディングしたのはニューヨークのハーレムにある母親宅で、その時背後で映画の戦場シーンが流れていて、その音が気に入っていたのだが、映画からは使えなかったのでそれから1年ほどずっとその音をなんとかして再現しようと試みていたそう。ハロウィーンに訪れたサンフランシスコでは路面電車に乗って観光客が叫んだりしているのを録ってみたり、あるいは酒で出来上がっている人たちを捕まえては「叫んで!」と頼んでその音を収録して回っていたがどれもうまくいかず、くだらない音になってしまっていたとフィオナは語っている。

「レコーディングを始める日の朝、シャワーから出て来たら、ロスにあるわたしの自宅の道路の向かいに小学校があって、子供たちが叫んでるのが聞こえてきたのね。それで『やっばい、これだ!』って思って。すぐ摑めるものをそのまま着込んで、パンツなんかお尻が裂けちゃったから捨てるつもりだったものを穿いちゃったんだけど、とりあえず身体を隠すものだけ着て録音機材を持って外に出たわけ。そして、ほとんど頭のおかしい人みたいにうろうろしながら、子供たちのことを見てたの。子供たちは両脚に風船を挟んでそれを割っていく遊びをやってて。実際のレコーディングでは風船が割れる音が銃声のように聞こえるからそこだけは消していかなきゃならなかったんだけど。でも、もうあまりにも完璧だったわけ」

“Werewolf”を聴くにはこちらから→
http://w.soundcloud.com/player/?url=http%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Ftracks%2F48310752%3Fsecret_token%3Ds-mqT39&auto_play=false&show_artwork=true&color=ff7700&wmode=transparent
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