フリーベース大喧嘩その後。マニがピーター・フックに全面的に謝罪

フリーベース大喧嘩その後。マニがピーター・フックに全面的に謝罪

ツイッターでピーター・フックがイアン・カーティスの血で稼いでいるなどと激情の赴くままに噛み付いていたプライマル・スクリームのマニは、ピーターに対して謝罪を表明した。

ともにマンチェスター出身のマニとピーターは最近ではフリーベースとしても活動していたが、ユニットは先頃解消した。2人はマニの書き込み以後、対面もしていて、マニのツイッターのアカウントもその後、抹消されている。

マニはこう語っている。「先日、SNSでまったく自分らしからぬコメントをいろいろしてしまったせいで、ピーターとその家族にかけてしまった不都合や迷惑に対して全面的に謝罪したいと思います。実はあれは自分の人生で現在起きていることへの、悪辣で陰険な反応のようなもので、この腐った業界で一緒に働いている数少ない真の親友に自分の欲求不満をぶつけようとして、自分にはなんの関係も筋合いもないことに首を突っ込んで偉そうなことを抜かしてしまいました」。

「ある意味、フリーベースの解散がきっかけになってしまったところもあって、たちの悪い言いがかりに余計歯止めが利かなくなってしまいました。22年も失敗続きを強いられ、泥に顔をつけられ、鉄で顔を殴られるような思いをしてきたら、どんな平穏な男だって荒れてしまうというものです。こんな素晴らしい友情をこれでふいにしてしまったわけではないことを願います。ピート、本当に悪かった」

また、マニは9月20日にリリースされるフリーベースの新作『It’s a Beautiful Life』についても全面的に支持していることを明らかにしている。

「自分の失言のせいで、人がレコードをちょっと確かめてみようと思ってくれているのがなんとも妙なところなんだけど」とマニは説明している。「実際、このユニットで達成したことについては自分でも誇りに思っているよ。普段は地味なポジションにいるベーシストだけでなにかを企てて、ゼロからなにかを作り上げてみせるのはそうそうないことだし、それを俺たちはやってみせたわけだから。まあ、なかなか順調ではなかったけど……聴いてみてもらえれば嬉しいです」。

「自分が苦々しくて根性の曲がった老いぼれロッカーに成り果ててるようなことじゃないといいんだけどね。もともと俺はそういう人間じゃないし、それは本当の俺を知ってくれている人なら認めてもらえるはずなんだけど」

一方、ピーターもマニの謝罪を受け入れたようで、こう語っている。「マニは俺の親友だし、これからだってそれは同じだよ。ミュージシャンとしても個人としても、今もすごく敬愛しているよ。きみたちはさ、自分の最愛の人間とケンカになったとか、そういう経験、したことないの?」

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