ビリー・ジョエルのドラマーを30年にわたって務めたリバティ・デヴィットはビリーに対して印税などの不払いをめぐって訴訟を起こしていたが、4月21日に和解が成立した。
09年5月にマンハッタン最高裁判所で起こされたこの訴えは75年から90年までのさまざまなビリーの作品についての印税の未払いなどを要求するもので、被告にはビリーのレーベルであるソニー・ミュージック・エンタテイメントも含まれていた。
ビリーの弁護団のひとり、ポール・リカルシは「一件は友好的に落着しました」と説明しているが、BBCによれば、リカルシは示談の内容については明らかにできないと語っている。デヴィットの弁護人もまた、示談に落ち着いたことを認めてはいるが、その中身について触れられないとしている。
ニューヨーク・ポスト紙にデヴィットは「誰もがビリー・ジョエルと仕事をしていれば相当に稼げるだろうなと思うものなんだけど」と語っている。「そんなふうにはいってなかったんだよね」。
59歳になるデヴィットは75年から05年までの30年をビリーのドラマーとして活躍してきた。83年の“アップタウン・ガール”などビリーの最も有名なレコーディングの数々で演奏してきている。
(c) NME.COM / IPC Media 2010
ビリー・ジョエルの印税未払い訴訟が決着
2010.04.23 22:17