モトリー・クルーのベーシスト:ニッキー・シックスが、40年もバンドが解散せずに続けてこられた理由について語っている。
「Blabbermouth」によると、「Kerrang! 」のラジオ番組に出演したニッキーが、フロントマンのヴィンス・ニールが脱退したことはあったが、その後帰して、今もバンドがオリジナル・メンバーで活動できている理由について述べた。
「友情が大きな部分を占めてると思う。それに、40年前から誰かを知ってたら、ガキから若者になって結婚し、子どもができて家を買うだろ。つまり、俺たちはみんな一緒に住んでたようなもんで、ある時点ではお互いの家を行き来して、たむろしてたからさ」
40年間にもわたって友人であるメンバーは家族のような存在だと語ったニッキーは、特にリハーサル中に絆を結んだとも続けている。
「あっちでトミー(・リー)がドラムを叩いてるから、俺が『おい、静かにしろよ。ベースをチューニングしようとしてるんだから』と言ったら、そっちでミック(・マーズ)がギターを弾いてる。ノイズとエネルギーだらけだったのが、『おい、みんな一発やるか?』ってジャムり始めたら、突然弾けたようにマジックが起きる。
だから何が起ころうと、その瞬間――リハーサルがすべてなんだ。ステージでもない。だって、リハーサルには誰もいないだろ。メディアもカメラマンもマネージメントもいない。誰もいなくて、いつもと同じ4人の男がいるだけだからさ」
なお、モトリー・クルーがデフ・レパードとポイズン、ジョーン・ジェットと合同で開催するスタジアム・ツアーは、2022年に延期となることが発表されていた。
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