8月9日に通算6枚目となるニュー・アルバム『ウィー・アー・ノット・ユア・カインド』をリリースしたスリップノットが、イギリスおよびアメリカのアルバム・チャートで1位を獲得したことが明らかになった。
「Official Charts」によると、イギリスでは同アルバムがフィジカル・セールス2万5500枚、ダウンロード数5000回、ストリーミングは4300枚相当で合計3万1800以上のチャート・セールスを達成し、初登場でトップの座についた。イギリスにおいて彼らのアルバムが1位を獲得するのは2001年の『アイオワ』以来、18年ぶり、2度目となる。
これにより4週続けて1位の座をキープしていたエド・シーランの『No.6 コラボレーションズ・プロジェクト』は2位に後退している。
なお、英アルバム・チャートでヘヴィ・メタルのアルバムが1位になるのは珍しいく、アイアン・メイデンの『魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ』が2015年9月に1位を獲得して以降だという。
2010年代で英アルバム・チャート1位となったヘヴィ・メタルのアルバムはこれら2作の他、アヴェンジド・セヴンフォールド『ヘイル・トゥ・ザ・キング』(2013年9月)、ブラック・サバス『13』(2013年6月)、アイアン・メイデン『ファイナル・フロンティア』(2010年8月)という5枚だけだという。
さらに同アルバムは米チャート「Billboard 200」でも1位となり、バンドにとっては3度目の同チャート1位獲得となった。ニールセン・ミュージックの発表によれば、8月15日の週に11万8000枚相当を売り上げたという。
ハード・ロック・アルバムが「Billboard 200」で1位を獲得するのは2017年10月7日付でフー・ファイターズの『コンクリート・アンド・ゴールド』が12万7000枚相当を売り上げ1位を獲得して以来。1週間の売上も、ハード・ロック・アルバムとしては『コンクリート〜』以来最大となったようだ。
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