アンダーワールドとイギー・ポップが明かすコラボEP誕生秘話。「ホテルの一室にスタジオの機材を持ち込んで、じっと待っていた」

アンダーワールドとイギー・ポップが明かすコラボEP誕生秘話。「ホテルの一室にスタジオの機材を持ち込んで、じっと待っていた」 - 『rockin'on』2018年9月号より『rockin'on』2018年9月号より

7月27日にコラボEP『ティータイム・ダブ・エンカウンターズ』を世界同時リリースしたアンダーワールドイギー・ポップ

『ロッキング・オン』9月号では、両者のコラボのきっかけともなった映画『トレインスポッティング』の原作者、アーヴィン・ウェルシュがインタビュアーを務めた貴重なインタビュー記事を掲載している。

昨年公開された『トレインスポッティング』の続編、『T2 トレインスポッティング』の監督を務めたダニー・ボイルより同映画の制作を手伝ってほしいと依頼を受けたアンダーワールド。

その作業の中で「イギーの歌うオリジナル曲を作って、このシーンでかけたらどうだろう」と思ったアンダーワールドは、実際イギーに連絡を取ることに。

ライブのためタイミングよくロンドンにいたというイギーだが、彼と対面する際のことを、アンダーワールドのリック・スミスは以下のように語っている。

あなたはサボイ・ホテルに投宿していて、快く「いいぜ」と言ってくれた。お互い『トレインスポッティング』には強い繋がりを感じているから、と。

それで「この御方に、一緒に音楽を作るべきだと納得してもらうチャンスはこの一度きりしかない」と考えながら出向いたんだ。私達はホテルの一室を借り、自分のスタジオの機材の半分をそこに持ち込んで、じっと待っていた。


一方、ウェルシュがEPで個人的に一番気に入っているという“Get Your Shirt“について、イギーも同楽曲を「すごく良い曲」と評価しつつ、以下のように続けた。

(中略)高揚感があって、キャッチーで。癪に障る女達が、こいつに聴き入る様子が目に浮かぶね。でもそれがいいんだ、だって癪に障る相手の気分を高められたら、その時点で神業なんだから。間違いなく、聴いていて楽しい曲だよな、音楽的に。


そして、ウェルシュが「今後の展開は?」と尋ねると、アンダーワールドのカール・ハイドは以下のように答えた。

これに関して気に入っていることの一つは、そういうのが何も決まっていないところなんだよね。「僕らはこれをリリースすることになっている。その後のことはまた皆さんにお知らせするつもりだよ!」ってね。


記事ではこの他にも、『トレインスポッティング』の映画化の際、ウェルシュがダニー・ボイルより前に同作品の映画化の権利を別の人物に売ってしまっていた話なども綴られている。

エレクトロとパンク、それぞれを代表するアーティストによる夢のコラボが実現した『ティータイム・ダブ・エンカウンターズ』。
『ロッキング・オン』9月号にて、コラボがいかにして生まれ、どのように制作されたのかをその目で確認してほしい。



アンダーワールド&イギー・ポップの記事は現在発売中の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
アンダーワールドとイギー・ポップが明かすコラボEP誕生秘話。「ホテルの一室にスタジオの機材を持ち込んで、じっと待っていた」 - 『rockin'on』2018年9月号『rockin'on』2018年9月号
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする