現在発売中のロッキング・オン9月号では、『Back To The Beginning』のライブレポートとブラック・サバスのインタビューを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。
文＝増田勇一
ブラック・サバスの存在なしに、俺たちの存在はあり得なかった―――。
2025年7月5日、聖地バーミンガムにて有終の美を飾るべく開催された『Back to the Beginning』に集結したメタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズからトゥール、パンテラに至るまでのさまざまな出演者たちは、異口同音にブラック・サバスとオジー・オズボーンからの影響を語り、彼らに対する敬意と感謝の念を口にした。そして全世界からの熱視線を集めながら約10時間に亘って繰り広げられた暗黒の祭典は、これまでに行なわれてきたいかなる大型イベントとも違った感動を呼び、大盛況のうちに幕を閉じた。
しかしこの物語は、思いがけない展開を迎えることになる。7月22日、他でもないオジー・オズボーンが急逝したのだった。76歳だった。実のところ本誌では、その時点ですでに一大イベントの模様を追った長編レポートと、貴重な最新インタビュー文献を入稿済みだった。ただ、この一大事を受けて記事全体を作り変えたいところではあるが、リアルタイムな感動を歪めずにお伝えするうえでも、あの歴史的な一日についての記述は敢えてそのままの状態で、手を加えずにお届けしたい。闇の帝王という名の天使の眠りが、穏やかで安らかなものであったことを願いながら。 （以下、本誌記事へ続く）
ブラック・サバスの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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