昨年6月にニュー・アルバム 『エヴォルヴ』をリリースしたイマジン・ドラゴンズ。
『ロッキング・オン』3月号では、今年1月に初となる単独来日公演を成功させたバンドより、ボーカルのダン・レイノルズとベースのベン・マッキーに行ったインタビューを掲載している。
バンドにとって最もエモーショナルでダイナミックな作品となったニュー・アルバム『エヴォルヴ』。アルバムのサウンド自体がシンプルで厳選された音作りがなされた理由について、ダンは以下のように答えている。
ここ何年か、ごく限られた表現でパワフルなメッセージを伝えているアーティストにインスパイアされることが多かったんで、歌詞の面でもサウンドの面でもよりシンプルで削ぎ落とした表現に向かっていったんだ。それを実現するためには、成熟した大人の表現が必須であり、ものすごい努力が必要だった。複雑な表現をしようと思ったらいくらでも複雑にできるんだ。ただ、その衝動をグッと抑えて、できるだけシンプルな表現に徹していくようにしたんだ。
また、自分たちをイマジン・ドラゴンズたらしめている基準やルールのようなものがあるか、と問われると「ルールや制約を一切設けないってことが唯一のルール」と答えたベンは、以下のように続けた。
あらかじめ何かを想定した上で音楽を作ることをしないというか、むしろ自分達が作ろうとしてる音楽をどうやって形にしていくかなんだよね……だから、あらかじめ決まったイメージに従って作るっていうよりは、むしろインスパイアされながら作ってる感じかな。
(中略)インスピレーションを繋げていきたいというか、自分達の音楽を通して、自分達がインスピレーションを受けた作品から他の人達も何かしらのインスピレーションを受け止められるように。決められた枠の中にじっと収まっていられないタイプというか、まだ見えない地平線の向こうを追いかけるほうが性に合ってるバンドなんで(笑)。
その他、インタビュー記事と合わせて1月9日に東京体育館で行われた来日公演のライブレポートも掲載している。本記事にて、USロック・シーンを制したイマジン・ドラゴンズの強さの理由を確かめてほしい。
『ロッキング・オン』3月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/144246