荒牧慶彦さんと植田圭輔さんのインタビュー&撮り下ろしを、発売中のCUT1月号に掲載しています。
このふたりが揃ったということは──そうです、舞台タメ劇(vol.1『タイムカプセル Bye Bye Days』)の取材です!
タメ劇は、その名の通り「タメ」の演者が集結して作り上げる舞台。今回CUTでは、この舞台の仕掛け人である荒牧慶彦さん(企画/プロデューサー)と植田圭輔さん(演出)に話を聞きました。共に第一線を走り続けるおふたりの信頼とリスペクト迸る対談の様子を、一部抜粋してご紹介します。
──役者業は芸歴と年齢がイコールではない世界ですが、やっぱり同い年だとグッと距離が近づきますか。
近づきますね。年齢を訊いて89、90年生まれってわかると、「えっ、タメやん! 何月生まれ?」ってなります。嬉しいよね(荒牧)
なんなんだろうね、あのちょっとした嬉しさ。だから、「タメ」をある種の縛りととらえるのではなく、タメだからこそできることの可能性にワクワクしています。新しいことを始める難しさもあるけど、まっきーはパイオニア男なので(植田)
パイオニア男って(笑)(荒牧)
35歳の年代のおふたり。「タメあるある」なエピソードも飛び出しました。(笑)僕も演出をやらせていただくなど、環境に恵まれているほうだと思うので。このふたりで動き出せたことに感謝しながら、存分に楽しみたい!という思いです。そもそも、僕らの年齢が1年でもズレていたら違うものになっていたわけで(植田)
同い年だから生まれる空気感を大事にしていきたいですよね。世代的な共通項は絶対あると思うので。たとえば『ポケットモンスター 赤・緑』やってたとか、小学校1年生頃に(NINTENDO)64が出て、コントローラーを持って友達の家に集まってたとか、ゲームボーイの通信ケーブルを持ってるやつが英雄だったよね、とか。音楽はORANGE RANGEとかRIP SLYMEが流行ってて……とかね(荒牧)
うんうん(笑)。やっぱり、世代ごとに流行りがありますからね。今の若い子たちからしたらTikTokが当たり前なんだろうけど、僕らの時代は、普通に暮らしている学生が何かを発信するような時代ではなかったし。InstagramとかTwitter(現X)もなかった。正直、小学生の頃なんて交換日記の時代ですよ(笑)(植田)
おふたりだからこそのテンポ感、空気感が感じる、そんなテキストになっています。クールだけどポップな撮り下ろしショットも合わせ、舞台タメ劇への期待を高めましょう!(山下茜)
CUT1月号は現在以下にてご購入可能です。