今年リリースした最新アルバム『÷(ディバイド)』を引っさげて、10月に来日公演を行うはずだったエド・シーラン。
自転車事故のため残念ながら公演直前で来日延期が発表されたが、『ロッキング・オン』12月号ではそんなエドの復帰を祈るように、新作『÷(ディバイド)』を引っさげ堂々のヘッドライナーを務めた「グラストンベリー・フェスティバル2017」出演時のドキュメント&インタビューを掲載している。
インタビューの中で、エドは音楽に政治的な意見を持ち込まない理由について「僕に政治について歌って欲しい人なんていないんじゃない? もし僕が政治問題をテーマにした曲を歌いだしたら、みんな『そういうのはやめてくれないかな、君はまだ26歳だろう? 』って文句を言い始めるはずだよ」と説明。
また、「僕はあらゆるチャンスをがっしりとつかんできた。へとへとにくたびれている時でも、あえて一歩を踏み出す。すると何かが起きるんだ」と語っており、これはチャンスを逃すことを極端に嫌うというエドが孤独や困難に直面した際、自分を奮い立たせてきたであろう言葉だ。
また、今年開催された「グラストンベリー・フェスティバル2017」でヘッドライナーを務めたエドだが、自分がトリを飾ることに反発する声に対して「ネガティヴな意見も読んで、さすがに落ち込んだよ。でもそういう声が、さらに僕の気持ちに火をつける燃料にになった。僕にもここまでやれるというのを示そうと、燃える気持ちになれたからね」と発言するなど、アーティストとしての闘志をのぞかせるエド・シーランの思いをここでは読むことができる。
来年4月には怪我によって延期された来日振替公演も決まり、今後も引き続きエド・シーランの名前を目にする機会は多そうだ。来日公演を楽しみにしながら、ぜひこの記事を読み込んでほしい。
『ロッキング・オン』12月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/144104