25年ぶりの新作『イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?』を発表したばかりのロジャー・ウォーターズ、5月26日からは「US+THEM」と題された大規模ワールド・ツアーを開始させている。
トランプへの抵抗をテーマにし、憤りに満ちた本作について訊いたインタビューを6月1日(木)発売の『ロッキング・オン』7月号では読むことができる。
25年ぶりのオリジナル・アルバムを制作するに至った直接の動機は、トランプ大統領やヨーロッパ各地での右傾政治家の台頭ではなかったそう。
「アルバムを作り始めた頃は、そこまで具体的な動機はなくて、もう少し普通な感じで書き始めたんだ。」
「曲を作る過程というのは、非常に気まぐれなものでもあるからね。(中略)『今、何か言いたいことがあるような気がする』と感じることから始まるんだ。そしてラッキーだったら、僕の心の中で、『それを伝えるために、何かしらの方法を見つけられるような気がする』と思えることがあるということなんだよね」
また、トランプ大統領については「一過性の不具合だと思いたいね。これからの4年間で、地球をどうか破壊しないでほしいと願っているんだ。」
その他にもプロデューサーを務めたナイジェル・ゴドリッチとの制作についてや、アルバムに収められた楽曲の制作秘話も語っている。
そしてインタビューの最後では、今回のワールド・ツアーで日本を訪れるか訊ねられ、「もちろんだよ。来年は、1月の終わりにニュージーランドへ、その後、東南アジアに行くつもりだからね。あとはプロモーターとの話し合い次第だ」と答えている。
来日公演が実現するのか、新作を聴きながら続報を待ちたい。
『ロッキング・オン』7月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143719
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