ビースティ・ボーイズのアドロック、音源使用をめぐる裁判にバンドを代表して出廷

ビースティ・ボーイズのアドロック、音源使用をめぐる裁判にバンドを代表して出廷

ビースティ・ボーイズのアドロックことアダム・ホロヴィッツは、スポーツ・ドリンク・メーカーのモンスター・エナジー・ドリンクを著作権侵害で訴える裁判にバンドを代表して出廷することが明らかになっている。

アダムとマイクDことマイク・ダイアモンド、そして一昨年他界したMCAことアダム・ヤウクの妻デンチェン・ヤウクの3人は、モンスター・エナジー・ドリンクがバンドの楽曲を宣伝に無断使用したとして2012年に訴えを起こしていたが、裁判ではアダム・ホロヴィッツがバンドを代表してモンスター社を追及することになる。

モンスター社は2012年にカナダで開催されたラッカス・フェスティヴァルのスポンサーを務めているが、モンスター・エナジー・ドリンクのオフィシャル・サイトで公開された同フェスのプロモーション・ビデオでバンドの"Sabotage"、"So Watcha Want"、 "Make Some Noise"、"Looking Down The Barrel Of A Gun"の音源が無断で使われているとビースティーズは訴えている。フェスティヴァルはアダム・ヤウクの死の数日後に行われることになった。

バンドは訴えで曲ごとに15万ドル(約1530万円)の損害賠償金と曲に関する使用禁止令の発令を要求しているが、アダムは現地時間の5月27日にニューヨークにあるサーグッド・マーシャル連邦裁判所にバンドを代表して出廷すると音楽サイトのコンシクエンス・オブ・サウンドが伝えている。訴状でビースティーズは「被告であるモンスター社が興行企画や宣伝イヴェントを宣伝していく上で、世間一般にはあたかも原告ら(ビースティーズ)がこの催しに出資し参画していて被告と関係があるかのように誤解されることになりました」と訴えている。

アダム・ヤウクは2012年5月4日に長く続いたがんと闘病の末に亡くなったが、遺言として「ぼくのイメージや名前、あるいはぼくが作ったどのような音楽や芸術作品も宣伝目的で使用されることがあってはならない」と言い残している。

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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