まず、各出演者の紹介VTRの後、カウントダウンが。オーディエンスもそれに合わせてカウント。数字が少なくなるにつれて会場のボルテージは高まっていく。
暗転から照明に照らされたステージには、あらきとluzが背中合わせで登場。歓喜に沸くオーディエンスに迎えられながら、“ロメオ”のイントロが流れ、ふたりの《ロメオ》で一気に黄色い歓声が爆発。多くの歌い手たちが「歌ってみた」動画を投稿しているこの曲は、言うまでもなく人気曲であることから、1曲目から会場のボルテージはMAXへ。勇次郎パートをluz、愛蔵パートをあらきが歌い、ふたりのハーモニーも奏でられる。そしてサビの「JUMP!!(×4)」ではオーディエンスも合わせて跳びはねる。ステージでふたりが上手と下手で入れ替わる場面で真ん中で手を合わせるなど、息のあったパフォーマンスを披露。会場が赤と白のライトで埋めつくされたこの“ロメオ”は、最後、またふたりの背中合わせでパフォーマンスを終えた。
また一転、“エイリアンエイリアン”のイントロが流れると「ETA東京! 侵略しに来ましたー!」と、Souといかさんが、ナユタン星人の動画のダンス(?)をしながら登場。片方が歌っているときは歌っていない方がそのダンスを続けているという、なんともゆるい感じだが、感情豊かに歌い上げ、ふたりのユニゾンも披露された。
最初のMCコーナーは、Souといかさんが担当。いかさんはこのツアーについて、「4公演あっという間だった」と語る。そして、ふたりは「あれやろう」と言って、よく漫才で見る、真ん中のマイクに「はいどーもー」というアレをやる。「いかさんです」「Souです」「あわせて『いかそうめん』」。会場が一瞬あっけにとられたのか、間が空いたこということで、再度挑戦。すると空気を読んだオーディエンスは大きな歓声をあげる。しかしSouは「ほんとにこれでいいのか……」と反省しつつも、いかさんは「よし、満足!」とこの流れをひとまず終えた。いかさんは「本当に駆け抜けてきて、みんなの笑顔をたくさんもらってきました。我々も楽しんでいきましょう」とSouに語りかけた。
メンバーそれぞれの名前と担当カラーで自己紹介の後、衝撃的なミュージックビデオが話題となった“Shadow Kiss”へ。セクシーなダンスで、会場を妖艶な空気で包んでいた。
MCでは、MeseMoa.のあおいを呼び込み、今年高校を卒業したということから、高校生活の話を語り始める。ふたりは、その活動から、学校でばれていたかどうか、という話に。Souはひたすら隠していたという一方、あおいは、顔出しで活動していたことから完全にばれており、卒業式には写真集用の写真を撮るためにカメラマンが来たというエピソードも。そして、ふたりで卒業記念にコラボした曲として“桜ノ雨”を披露。スクリーンには、3月に投稿されたふたりのオリジナル動画が流れた。
次にSouだけが残ると、そらるが登場。会場が青と水色一面になると、そらるは「青いね。あおいくんも青かった?」と客席に訊くと「赤」(あおいの担当カラー)と返ってきて、「あおいくんなのに」とのんびりとしたツッコミを入れる。そして前のMCを聞いていたというそらるは「18歳ですって。みんな同い年だ。俺も」と笑いを誘う場面も。さらにSouは学校でばれていなかったという話から、実はばれていたのではという説が浮上、そらるも自身の身の上エピソードを語る。また、Souに大学生活について訊くなど、先輩らしい一面も。
そんなのんびりしたMCの後、ふたりで“ドリームレス・ドリームス”へ。そらるの優しい歌声とSouの爽やかな歌声のハーモニーが青と水色で染まった会場を包んだ。
Souがステージを降りると“フラジール”のイントロが。luzが登場し、そらるとluzの初コラボ曲を披露。先ほどのSouとのコラボとはまた一転して、大人な男性ふたりの哀愁漂う歌声が、再生数100万回を突破する人気コラボ曲である所以を物語っていた。
そらるがひとりステージに残ると、“シャルル”の冒頭を歌い始める。こちらも色気を含んで歌うさまやファルセットで、聴かせる歌声に会場は聞き入っていた。