2025年に始動した、15歳のマルチプレイヤーHARUがプロデュースする平均年齢17歳の音楽プロジェクト。ボーカルのAYATO、キーボードのHARUTO、BeatboxのKUPPOを中心としながら、時々で流動的に編成を変える。ソウルやR&B、ポップスなど、バンドとしてのジャンルにとらわれない楽曲で注目を集めている。ロッキング・オン × メジャーレーベルによるオーディションプロジェクト「RO JACK for COUNTDOWN JAPAN 25/26」で優勝アーティストに選出された。
──CDJ出演はどんな経験でしたか?HARU(G・Sampler・Composer) 人生で何度もないような貴重な経験でした。めっちゃ緊張はしてたけど、楽しみのほうが勝ってたなとは思います。AYATO(G・Vo) 言葉では表せない高揚感があって。あんなに大きなハコに立った景色は一生忘れないだろうなっていうのと同時に、もう一回立てるくらい頑張らないといけないなって思いました。KUPPO(Beatbox) 幕張に立ったビートボクサーって、マジで片手で数えるくらいだと思うんですよ。その中に入ったのはむっちゃ嬉しいです。──基本情報のおさらいですが、メンバー構成が流動的なスタイルはどう確立されたんですか?HARU the BL00Mはもともと僕の個人名義でもあるプロジェクト名で、その中のバンドセットは一昨年から始めたんですけど、みんな学業もやりながらなんで、出れる時に出ようぜっていう形になって。AYATO もともと僕もHARUくんもダンスをやってて、知り合った時にシンガーソングライターとして音楽をやってるという話をしたら、バンドやろうぜってLINEが来て、ふたつ返事という感じでした。KUPPO ビートボクサーとして出たライブでHARUくんと知り合って誘われたんですけど、僕は不安も大きかったです。前例がないので。HARU だからこそ、その他のバンドでは出せない音を強みにしてやろうかなっていう。──優勝特典としてリリースされる新曲“散って”はどのように制作したんですか?HARU デモができたのはだいぶ前なんですよ。AYATO 1年前の夏頃、『即興でSNSにアップする曲を作ってみよう』ってサビだけ作った曲で。──制作の分業はどんな感じなんですか?HARU デモ的なやつは僕が作って、編曲はHARUTO(Key)くんがほぼやってくれて、歌詞とメロディはHARUTOくんとAYAちゃん。そのあとの効果音やサンプリングとかはまた僕がやらせてもらって。AYATO “散って”はHARUTOくんが叩きのメロを作って、僕はAメロの一部と、歌詞を書く段階でCメロも作って。今回はシンゴ(Shingo.S)さんに編曲のディレクションで入っていただいてるので、シンゴさんにも成形してきれいにしていただきました。──歌詞はちょっと儚げで詩的な印象です。AYATO シンガーソングライターとして作詞作曲する時と、the BL00Mのフロントマンとして書く歌詞はまったく違うものだなと感じていて。自分の曲ではわりと前向きなことを書いて、ライブで説得しにいくようなイメージですけど、the BL00Mでは情景を感じさせる余白を大切にしているというか。今回は夏や花火、ラムネというキーワードがあったので、そこを恋心と結びつける感じで作詞しました。──映画のワンシーンみたいな切り取り方ですよね。AYATO そこはイメージしました。映画とかアニメ作品は好きなので、影響は受けてると思います。HARU 僕個人で作る曲とはちょっと違う雰囲気の曲にまとまったかなと思います。面白そうなことはなんでもやりたいので、いろんなクリエイティブに触れていきたい
──最後に先々のビジョンや志向するアーティスト像も教えてください。HARU 僕はmabanuaさんがすっごく大好きなので、ああいう全部自分でできちゃうアーティスト兼プロデューサーになりたいです。KUPPO ビートボクサーはずっと続けていきたいですね。大会にも出てみたいし。AYATO 面白そうなことはなんでもやりたいので、シンガーソングライターライクな音楽にとどまらず、こうやってthe BL00Mとして活動する中で触れたR&Bとかソウルのようなジャンルもそうだし、いろんなクリエイティブに触れていきたいと思います。──あくまで個の集まりだからこそ、それがバンドにフィードバックされた時の拡張性も大きそうです。AYATO そうですね。タイミングがあったら音楽して遊ぼうぜっていう感じなので。HARU それがいちばん気楽で楽しいです。インタビュー=風間大洋