●“散って” レビュー
新曲“散って”は、従来のR&Bやソウル、AOR系統の気だるげなフィーリングに、軽やかでリズミカルなノリでポップスとしての心地よさもプラスした曲。そこへ花火やサイダーといったモチーフを登場させ、儚げでセンチメンタルな情景描写で彩りを加えるという、ある種のJ-POP的手法も巧みに取り入れている。既に恐ろしいくらいのクオリティなのだが、今後さらに洗練されていく可能性は十二分にあるし、まったく別の角度・アプローチの表現が飛び出してもなんら不思議ではない。特異な才の集合体が赴く先には可能性しかない。(風間大洋)
作詞:AYATO 作曲:HARU AYATO HARUTO 編曲:Shingo.S HARUTO HARU描いても散ってしまうね
夜空の花火2人で
小さな灯火でいい
ふざけながら君と笑っていたい陽炎立つ夕日
超えてきた証
二人いた世界は姿を変えて鮮やかな赤
見上げた提灯
騒然とした世界も
かき消してしまうほどの
体揺らす心拍と
弾ける恋音
叶うのなら果てる日まで二人の間繋いだ静寂
真夜中のキャンバス
描いてみる未来ふたつ描いても散ってしまうね
夜空の花火2人で
小さな灯火でいい
ふざけながら君と笑っていたい流し込んだサイダーに
転がるビーズのように
この世界中どこまでも
描いてゆけたらいい永遠にも思える時間
絡めた指の間
跳ね続ける水風船
今にも爆ぜてしまいそう千年先はないけれど
それでも描かせてくれ
君といる世界をあと何度だって描いても散ってしまう運命
夜空の花火2人で
小さな灯火でいい
君と⋯⋯君と描いていたいけど
散ってしまうね
夜空の花火二人で小さな灯火でいい
ふざけながら君と笑っていたい流し込んだサイダーに
転がるビーズのように
この世界中どこまでも
描いてゆけたらいい水面が映す世界
今は君と二人
the BL00Mの特集は、『ROCKIN'ON JAPAN』9月号にも掲載!