配信ライブが当たり前の存在になっていく中、革新を好むTHE ORAL CIGARETTESが配信ライブを開催していないのは、正直意外でもあった。しかし、それは「しなかった」のではなく、「しないという決断をした」という…
メジャーデビュー後初となる、満を持してのフィジカルシングル。これはすごい作品だ。“夜永唄”のバイラルヒットはもとより、一曲一曲のインパクトをもって現代的な認知を獲得してきた神サイではあるけれども、本…
MUCCに「ダークでヘヴィなバンド」というイメージを持っている人は、このベストアルバム『明星』を聴いて驚くかもしれない。今作は、SATOち(Dr)の脱退を前に、彼が作曲/作詞に携わった楽曲を集めた一枚。全員が…
約4年半ぶりとなるアルバム。みんな大好きNOFX、ずっと大好きNOFX!みたいな、ただただファンな気持ちで聴き始めると、結構ひっくり返るんじゃないか。いや、裏切りを感じるわけではない。でも、「NOFXってすごい…
2017年のデビュー作『ソー・グッド』で一気に注目を集めたザラ・ラーソン、待望の2ndである。今作『ポスター・ガール』には2018年発表の“ルーイン・マイ・ライフ”のほか、海外限定+国内限定ボーナス・トラック…
新しいEPは『Cosy Karaoke,Vol.1』と題されている。タイトルから察せられる通り、カバー集なのだ。トルネイドースのインスト曲“Telstar”をとりあげたあたりは、ザ・ヴァクシーンズがかつて影響を指摘されたジー…
マカロニえんぴつの勢いが止まらない。それは、動員とかタイアップの話題性とかではなくて、アルバム『hope』、メジャー1stEP『愛を知らずに魔法は使えない』、そして、この『はしりがき』に至る、「名曲」量産モ…
前作『BI』から約2年8ヶ月ぶりのアルバムリリース。新体制になってからは初のアルバムだが、塩入冬湖(Vo・G)のソロ作というニュアンスはここにはなく、求心力の強いギターサウンドを軸にした瑞々しいバンドアン…
昨年11月のミニアルバム『LITMUS』に続く新作は、TVアニメ『呪術廻戦』第2クールのエンディングテーマ“give it back”、WOWOWドラマ『インフルエンス』主題歌“miracle”のWタイアップシングル。“asphyxia”“…
かつてジョニ・ミッチェルとも共演した、長く豊かなキャリアを誇る大ジャズ・ギタリスト/作曲家パット・メセニー。昨年久々の全曲書き下ろしアルバムを発表し独特なギターのトーンとバンド・リーダーとしての才…
歌手、女優、プロデューサーとして、名実ともにアメリカのエンターテインメントを牽引してきたセレーナ・ゴメス。そんな彼女にとって、ラテン音楽はいつか還るべきルーツだった。 メキシコ人の父とイタリア系ア…
「俺はフレッド・ハンプトンが死んだ日に生まれた」とジェイ・Zはかつてラップしたが、1969年に寝ているところを警察に殺されたハンプトンを描いた『Judas and the Black Messiah』。 その映画にインスパイアさ…
恍惚を誘う音像から絶えず滲み出る哀愁、つんのめるかのようなイレギュラーなフレーズを経て突入する美メロのまぶしさ、熱とやるせなさが入り混じったビート――これらが多彩な色合いを浮かべながら渦巻いている本…
前作『Days Go By』から実に9年。その間にバンド自身も「レーベルの移籍」、「グレッグKからトッド・モースへのベーシスト交代」という変化を経てはいるし、状況もコロナ禍によって一変してはいるものの、笑い飛…
若き新星に対する評価というものには「年齢やキャリアに見合わぬ実力とセンス」とか「誰某の再来か?」といった表現がつきものだが、そこには「若いわりにはすごい」けども「先人たちには所詮及ばない」という諦…
テーム・インパラと双璧をなす、現代のオーストラリアのロック・シーンを代表するバンド。日本ではまだまだカルト的な認知度に過ぎないが、その存在感はワールドワイドで随一と言って過言ではないだろう。多作で…
楽しさの中に一抹の寂しさが含まれていたり、悲しみと恍惚が実は地続きだったりもする「感情」の複雑さを、いつもとても丁寧に描いているのがBase Ball Bearの音楽だ。本作を聴くと、そういう魅力を再確認せずには…
深遠でエレクトロニックなイントロから、ヘヴィなギターアンサンブル、そして、メロディアスなギターリフとダンサブルなビートへ――。自主レーベル「Silver Sun Records」を設立し、初のフルアルバムとなる10th『…
《心が殺されて 命だけが残った/残酷なお前の言いなりさ 世界も》――すべての常識と価値観が覆ったコロナ禍、TK from 凛として時雨が綴ったのは、無慈悲な運命に対峙する我々人間のあまりにも脆弱な存在と、そ…
ヒット曲を連発し続ける絶対王者、ドレイク。「歌」と「ラップ」の切り替えを誰よりもスムーズに機能させ、R&Bとヒップホップの境界線を完全に消し去っちゃうという、彼が2010年代の初めに確立させた方法論は、今…
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