デビューアルバム『ブロンドシェル』が「90Sオルタナティブのリバイバル」、「女性アーティストの台頭」という二つのトレンドと見事に合致し、2023年を象徴するデビュー作の一つとして高い評価を得たブロンドシェルことサブリナ・タイテルバウム。
ロッキング・オン最新号では2月に待望の初来日公演を行った彼女に初インタビューを敢行!
ブロンドシェル誕生のトリガーとなったグランジの影響について、ネガティヴな感情を吐き出す彼女の表現の土台にあるテクニカルな視点について、オルタナシーンに未だ根深いジェンダーバイアスについてetc.、ホールやニルヴァーナ、さらにはザ・ビートルズやザ・ストロークスの話も交えつつ、サブリナに大いに語ってもらった。
初めての日本は「何もかもがマジでシュールだよ‼ ホテルの外に一歩出た瞬間、非現実世界に足を踏み入れてるみたいな気持ちになって超シュールにしてクール(笑)」だったそうだが、彼女の痛々しくもどこかクールなグランジギター、傷つきながらもどこかピュアな歌声は、賑わいと殺伐が交錯する渋谷の空気と意外なほどマッチしていたのではないか。(粉川しの)
ブロンドシェルのインタビューが掲載されるロッキング・オン4月号