待望のニューアルバム『ステレオ・マインド・ゲーム』と共に、実に7年ぶりの帰還を果たすドーター。
4月7日発売のロッキング・オン最新号では、彼女たちのニューアルバム(傑作!)とこれまでのユニークな歩みを振り返ったレビューをお届けする。
2010年にロンドンで結成されたドーターは、2013年に『イフ・ユー・リーブ』でアルバムデビュー。
4ADのバンドらしい、暗黒ニューウェイビーな音響空間にたゆたう、時にシューゲイズで時にフォーキーなサウンドが彼女たちの代名詞となり、「UKサッドの星」として一気に注目を集めた3ピースだった。
そこからさらにアルバム1枚、サントラ1枚を作ったドーターだったが、近年はフロントパーソンなエレナ・トンラを筆頭に個々にソロワークに従事し、ドーターとしては開店休業状態が続いていた。
しかし復活した彼女たちは、前作の延長線上ではない大きな飛躍を『ステレオ・マインド・ゲーム』で遂げていた。彼らのこれまでの歩みは、このアルバムに至るための助走だったのかもしれない……そんなふうに思い始めた理由について考えてみました。ぜひ!(粉川しの)
ドーター最新作レビューが掲載されるロッキング・オン5月号