『マイ・ソングス・ツアー』として、4年ぶりの来日を果たしたスティング。実は2019年にもこのツアーで来日しているが、その後、コロナ禍のためツアーは中断となった。
スティングはその間、新作『ザ・ブリッジ』を制作し、ツアーを再開すると、ツアータイトルは以前の『マイ・ソングス』のままにしたが、演目では『ザ・ブリッジ』からの新曲群を紹介する性格のツアーとなった。今回の来日もそういう内容のものだった。
たとえば今回の有明アリーナのライブなどは、スティングのムキムキのエネルギーが炸裂する、相変わらずの素晴らしいパフォーマンスになった。
演目はポリスとソロ初期の楽曲群で切り出し、新曲群を披露し、中盤は『テン・サマナーズ・テイルズ』や『ブラン・ニュー・デイ』などの楽曲で固め、終盤はポリス曲で攻め立てるという鉄壁の展開。それにしても驚いてしまうのは、このあまりにもタイトな演奏とパフォーマンスだった。
試行錯誤が続いた時代もあったが、『ニューヨーク9番街57丁目』以降は、この強烈なテンションを維持し続けているのが驚異的だ。
どうしてそれが可能なのか、スティングに訊いてみたので、次号ロッキング・オンで、ぜひご確認ください!(高見展)
スティングのインタビューは4月7日(金)発売のロッキング・オン5月号に掲載します。