ワイズ・ブラッド様をこんな近くで観てもよろしいんですか？」という感じだったが、歌声が響くとすぐにレッドマーキーは満杯になった。
白いロングドレスと長い髪をなびかせて登場して、まるでMVのように完璧な絵姿で一曲歌い終わると、日本語で「素敵」と一言。ここ、ほんとにフジロックですか？
そこからはワイズ・ブラッドのダウナーで深く、洗練された由緒正しいシネマティックなポップがひたすら美しく展開していく。ラナ・デル・レイよりもある意味で純文学的な世界観が、壮大に展開していく。
ラスト曲のあとは、映画を見終わったような気分だった。（山崎洋一郎
）
