ステージに出てきた瞬間から本人もフロアも爆盛り上がり。2曲目の途中で早くもバク転を披露。でもその後、4曲連続でスローな曲に突入。若手の新人なら普通はやらないパターンだが、たぶん確信犯的なのだろう。なんとフロアはスローソング4曲でさらに一体感のようなものに包まれて、d4vdの世界への没入していった。曲が素晴らしいからこういうことが実現するのだ。
d4vdも、昨日のイヴ・トゥモアも、なんの衒いもなくロックに自らの激情を込めていた。
インディー/オルタナロックの手法や音楽性が白人男性の専売特許ではなくなり、あらゆる人種、性、世代に完全に解放されということを、他のアーティストも含めて今年のフジロックのアクトの多くから強く強く感じる。(山崎洋一郎
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フジロックでd4vdを観た #フジロック
2023.07.29 15:13