ワイヤーの新作「10:20」は彼ら過去の作品のリワークを中心にしたもの。既にライブなどでは披露されている形ではあるが、こうして音源化されるのは貴重。
オリジナルを知っているファンはその変身ぶりを楽しめるし、若い聞き手は伝説のバンドのモダンな音に新鮮な驚きを感じるのではないか。
そしてとにかく徹底的にギターロックになっているのが最高。「ロックじゃなければなんでもいい」というメッセージで46年前に登場したワイヤーが、自分たちの過去曲をリワークするうちに、どんどんロックの古典的なフォーマットを有効活用するようになっているのが面白い。
コリン・ニューマンに言ったら殴られるかもしれないが、ワイヤーは紛れもなく最高のロック・バンドだ。明後日の番組で紹介したい。
ワイヤー、君たちはロックだ。キャリア46年の「ロックでなければなんでもいい」バンドの新作が良い。これだけ続けたバンドも凄いけど、76年のデビュー作を番組で紹介して、今だにDJをやってる僕も凄い(笑)
2020.07.31 21:46