ハドーケン!
2010.04.06 22:00
アッシュ、そしてチャプター・ハウス(!)と、
都内各所で注目のライヴが行われている今晩ですが、
僕はハドーケン!を観に渋谷O-EASTへ。
昨年のプロディジー・フェス「WARRIAR'S DANCE FEST」以来の、
そしてセカンド『フォー・ザ・マッシズ』を引っさげての来日公演。
その『ファー・ザ・マッシズ』はかなり硬派で攻撃的なアルバムだったし、
イメージとしてもポスト・ニュー・レイヴの急先鋒という印象が根強いけど、
ライヴを観るかぎり、むしろ彼らは「正統派」の
ロック・バンドに向かっているように見える。
もちろんプロディジーとグライムゆずりのパンチのあるビートも、
最初から最後まで全速力で突っ走るテンションもかなりのもんなのだが、
飛び道具とか、キレキレの異端児とか、そういう感じじゃないのだ。
ブラーの“ソング2”をカヴァーしたりもするし(これがまたフィットしてる)。
ジェイムスがばーってパーカー脱いだら、
着ているのはスリー・ライオンズのエンブレムが入ったポロシャツだったりするし。
随所で起こったシンガロングも、そんな彼らのたたずまいを象徴していた。
それにしても、このバンドのファンは熱い。
今日もバンドをがっちりサポートして盛り上げていた。
あまりにもセットが短いので最後は
あちこちからブーイングの声も洩れていたけど。
確かに、もっと観たかった。(小川)